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イベントも一段落して

三週間続いたイベントも一段落して、関係者もようやく落ち着いてきました。千名以上の方々が一連のイベントを通じて、石田さんのFoBに触れたことだと思います。毎回の試聴が終わると、SPを間近に眺められたり、SD05を信じられない面もちで見つめている方々の驚きが伝わり一緒に感動していました。

今、SD05とPSDの組み合わせを会場でお聴きになられた方々に静かな波紋が拡がっているようです。ほとんどの方が、あの喧噪の会場の中で聞こえてきた静寂さに感銘されていました。また杉並公会堂のレコードコンサートまで足をのばされた方々は、異口同音に演奏会場の静寂が再現できていたとおしゃっています。二本のSPから奏でられるあの奥行きのある空間は、CDにはもともと入っているきめ細かい音が再現されて出てきたからです。

会場に足を運ばれた方のブログやホームページで、今回の一連のイベントにおける静かな衝撃を書いておられます。その中におなじみのGRFさんのお家を訪ねられた、AcousticTao/069さんのブログが掲載されました。毎日多くのアクセスを得ている有名なサイトですが、大変ユニークな視点と巧みな表現方法で書かれており、以前にGRFさんの部屋を訪れた方々の印象と感慨は全く同じなので、ここにご紹介いたします。

『早速、音を聞かせていただいた。まずはマーラーの交響曲第4番。音が出て思わず目を疑った。(あるいは耳を疑った。)TANNOY GRFからは、予想していたものとは遠くかけ離れた精緻で生気溢れた瑞々しい音が広く澄んだ音場とともに目の前に展開されたからだ。』

『目を開けるとビンテージと区分される古き良き時代を思わせるTANNOY GRFの奥床しい姿かたちが目に入るが、目をつぶると最新のスピーカーでも遠く及ばないと思われる瑞々しい質感の音が空間を埋め尽くしている。先入観が打ち砕かれる経験は何度かしているが、今回の打ち砕かれかたはまさに「粉々」という表現がピッタリである。』

『何よりも驚いたのは音の生命感である。コンサートホールでの生演奏を掛け値なしに髣髴とさせる滋味溢れる音である。アナログであれば、まだしも納得がいったかもしれない。しかし、CDからこの音の生命感が引き出されたのは、驚異であった。私はCDを誤解していたようである。CDは器が小さいと思い込んでいたのである。決してそんなことはないということが今日はっきりと分かった。CDからこのような生演奏を髣髴とさせる音、そして音楽が聞けたことは、私に大きな勇気を与えてくれた。』

全く同じ感想が、以前GRFさんの部屋を訪れたFさんも、メールを送られています。

「昨晩は、たいへんお世話になりました。また、貴重な体験をさせていただき感謝いたしております。昨晩は、あまりのショックで寝付けませんでした!私もそちらで音を聞くまでは、「何を大袈裟なことを!」、「デジタルでそんな良い音が出るはずがない」と思っていたわけですが…。 』

『GRFさんのブログを見ておられるの方々も九分九厘そう思っているに違いありません。百聞は一聴!にしかず、ですね。勝手にCDの音質の限界を感じ、初期のLPを今更ではありますが、少しずつ購入し始めた矢先の出来事でした。もう、高価なLPは無理して買わなくて良いのではと思います。
私なりに今回感じたことを列記させていただきますと、

1.アンプが完璧にスピーカーをドライブできていること。
 通常、タンノイで聞かれる低域の鈍さ、高域の暴れがありません。

2.CD盤に入っている情報は、本当は凄かったということ。
 LPは自然な音色を持ちますが、どうしてもパルス的な立ち上がりに限界があり、又盤の素材であるビニール臭い音が多少感じられるます。通常のCDは輪郭は比較的ハッキリ聞き取れるのですが、無機質で音楽の表情が聞き取り難く音色の変化が乏しい、ポリカーボネイトに貼り付けられた音に感じられるます。

3.音楽好きを満足させる音であること。
 このタンノイから出てくる音は、昔から聞いてきたタンノイの延長線上にあることは間違いないのですが、本来の魅力をそのままに欠点を見事に解消し、それでいて新しいオーディオ機器にありがちな無機質さ・冷たさ・とりとめのなさ等を感じさせない。JAZZオリジナルLP盤のもつ解像度と抜けの良さ、古くから録音に定評のあるDECCAの図太くて張りのある音をCDで何の違和感なく表現してしまうのが凄い!』

と書かれております。この体験は、実はGRFさんばかりではなく、MS1改とSD05を導入された方々、全員の家で起こっているのです。

その典型が、M.A/017さんのお家のB&WSignature 800です。仕掛け人の私でさえ、予想外の展開にM.Aさんお驚きはいかなる物でしょうか?幸いにもM.Aさんはご退職されてからのお時間が足りないくらい、お持ちのCDを毎日聞き直されています。素晴らしい音です。同じB&Wをお持ちの方は、是非ご訪問されると大変参考になられると思います。
ご連絡は、SD05club@excite.co.jpまでいただければM.Aさんにご連絡差し上げます。

先のAcousticTaoさんは、MS1の代わりに同じメカを使っている、X5000をオークションで手に入れられました。ただ、さすがに中古品ですから、余りヒートアップせずに、適正な価格で手に入れられてください。でないと中古価格が異常に高価になってしまいます。

また、どこかでSD05アンプは限定100台と言われているようですが、当初石田さんは、独立されて、SONY時代からのご自分の夢を貫徹されるために、SD05を設計・開発されました。その時必要な型代の単位が最低でも、100台単位だったのです。オーディオファンには、安く思える一台50万円という価格は、一般の人には考える価格帯です。そのアンプが100台もでるのは、何年も掛かると思われていました。この一連のイベントを通じて需要が高まり、石田さんも責任上、100台を越えても続けるべく、手配を始めたようです。モデルチェンジはありません。ただし、一般の家庭での使い勝手を考慮して、音の良い50Wモデルを標準にされるそうです。

石田さんが、SD05を発表されてから、一年。ここに来て加速度的に、パワーDACの優位性が認識されてきたようです。石田さんの夢は、SONYの後輩達に、このs-masterの技術を受け継ぎ発展させてもらいたいと言うことでした。また、25年前にSONYとPHILIPSで共同開発されたCDの「器の大きさ」を使いこなすCDPやアンプを作ってもらいたいという事でした。今回のA&VフェスタでTA-FA1200ESが発表されました。そのことを誰よりも喜んで、会場でアナウンスされていた石田さんのこの想いが、この先の若い世代に伝わるよう我々も応援して行きたいと願っています。 K/013
by SD05club | 2006-10-12 19:00 | Sound Cafe
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