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レコードコンサートに参加された皆様へ

PSD大山/049です。

14日に行われたレコードコンサートでは当社の新製品T3とSD05の組み合わせで色々なCDを聴いて頂きました。おかげさまで様々な感想や意見が電話やメールで寄せられています。ご連絡頂いた皆様、ありがとうございました。

幹事さんから「もっと詳しくスピーカーの特徴や技術的な部分を解説したら・・」と言われましたが、人前でお話しする事が苦手なもので、石田さんのような流暢な解説はなかなか出来ませんでした。お許し下さい。

「CDPの置場所で音が変わるのはナゼ?」というような質問を突然されてサラッと答えてしまう石田さんや、数々の解りやすい実験で楽しませてくれた幹事さん、非常にディープな解説でJAZZを聴かせてくれたSugarさんなどなど皆さん、場馴れされているというか、さすがですね。今回はこの場をお借りして、当社に寄せられている中で一番多い質問に答えさせて頂きたいと思います。
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自分でも意外でしたが、質問のほとんどが「仕上げ・外装」に関する事です。会場でお配りしたカタログではちょっと解り難かったようです。ここでもう一度、仕上げに関してお知らせ致します。

カタログには「T2,T3とも受注生産により、下の4種(シカモア・ハードメープル・バーズアイメープル・アメリカンチェリー)から、突き板の素材をお選びいただけます。リスニングルームのフロア材や壁材に合わせ、希望の樹種をご指定ください。」と書いて有ります。
ここで言う突き板での仕上げ箇所はエンクロージャー全体ではなく、バッフルのみです。後ろのキャビネット部分は基本的にメープルの突き板仕上げです。

理由は2つ有ります。
一つ目は、この4種の突き板は大変貴重な材で、美しい木目の所を確保するのが難しい事。
二つ目は、キャビネット部分を黒にしてバッフルの美しさを際立たせる。という理由からです。
しかしながら会場では「後ろの部分も白木仕上げの方が良い」という意見を複数の方から頂きました。そこで特注として後ろのキャビネット部分も白木仕上げを選べるようにしました。

またカタログでは突き板と色の関係が曖昧でした。アメリカンチェリー以外は全て白木です。
会場でお聴かせしたT3は、シカモアを茶で着色し仕上げたものです。(カタログモデル)
着色しなければバーズアイと同じ白木での仕上げも可能です。
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ステージ左に置いてあったT3は,バッフルをバーズアイメープルで、キャビネット部分をハードメープルで仕上げています。そのままクリアーで塗装すると、ほぼ見て頂いたままの色で仕上がります。また、バーズアイでもハードメープルでもシカモアのように着色すれば好みの色にする事が出来ます。アメリカンチェリーは突き板自体が茶色なので、クリアーで仕上げても茶色に仕上がります。

流れとしては、最初にバッフルに貼る突き板を選んで頂きます。突き板を選ぶという事は木目を選ぶという事です。次にバッフルの色を指定して頂き、同時にキャビネット部分の色も選ぶ(黒or指定色)となります。特殊な指定色がある場合は色見本を提出して頂ければ対応可能です。
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突き板の特徴やその貴重性、カタログに載せていない突き板など、説明したい内容はまだまだ有りますが、今回は基本的な事だけお知らせしておきます。詳しいお話は試聴の際にでもゆっくりと説明したいと思います。

リスニングルームで鳴っているT3をぜひ皆様に聴いて頂きたいと思っています。当社試聴室までお越し下さい。お待ちしております。

 PSD大山/049
by Sd05club | 2007-04-19 16:07
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