前回の五辻ギャラリーでのレコードコンサートでお話しをさせていただいた、SEIBOです。先週のレコードコンサートにお邪魔させていただきました。
まずは参加者が多いのにびっくり、いまどきCDを聞くだけですよ、珍しくもない!それが70人ほどの大の大人、それも大人も大人、ほとんど中年か年配者が集まるのですから、いつのまにか日本は旧共産国より娯楽の少ない国になってしまったようでしょうか。 いやそうではなく、熱心なオーデイオファンの存在とインターネットがこんなイベントを可能にしているのでしょう。しかも聞くのはデジタルアンプ、まさにレトロでモダンな催し? まず今回のSPは小ぶりでしたね、20畳以下の部屋を想定したものだそうで、そのためかJAZZでもクラシックでも音量というか、音圧というか、音そのもの勢い(エネルギー)というのか、ボリュームがちょっと少なめというのが印象に残りました。 もうちょっと音量を上げたい、でも上げると苦しそう?といった感が少しあったように感じました。 しかしホールの響きが乗るのでピアノソロなどはとても良い雰囲気で生に近く聞こえました。 私個人の感想は、さすがSD−05とPSD、実に生のコンサートに近い空間表現が良く出ていると思いました。 感じたのはレンジの広さですが、逆にレンジが広すぎて、密度がちょっと薄いというのか、低音と高音の間が空いて聞こえる時もありました。一方いたく感心したのが音にきつさというか堅さというものが一切なくとても柔らかかった事です。どんな高音でもきつさが無く柔らかいのは新品のSPとしては大変なことなのでは? またSD−05でいつも感心するのが低域で、この軽やかさは生に近くて私は実に素晴らしいと感じます。ところが人によって感じ方はちがうようで今回の感想でも全体的に音が軽すぎてエネルギーが無い、と感じた人もいたようです。なるほど音の感じ方は人さまざまなのだなあ!と改めて感じましたが、それよりも今回のSPの大きさでは公会堂でならすには多少の無理があったというのが実態ではないでしょうか。 確かに音色とかエネルギー感といった側面からだけ聞いてみると、JAZZなどでは物足りなく感じる人が出そうな気がしたことも事実です。 それにしてもクラシックファンの私にはものすごく生の会場に近い雰囲気が感じられ十分楽しめました。 このセットで我家で聞いてみたい?でも私にはまったく手の届かない値段なので、その意味では心やすらかに安心して聞くことが出来ました。 ともあれこのイベント自体にはものすごくエネルギーを感じました。それにもましてエネルギーを感じたのはその後の皆さんのブログでして、会場でかけたJAZZのCDの解説がすぐ立ち上がっていたのには感心しました。皆さん本当にすごいエネルギーですね!! by SEIBO * * * * * * * * * * * * * * * SEIBOさま、ご感想をありがとうございます。 ご指摘の通りですね。レコードコンサート用に開発されたのは、前回まで使用していた「T2」です。その実在感と音圧は、お聴きになられた人を圧倒していました。しかし、あの大きさを家庭内に持ち込むわけにも行かず、石田さんのご依頼で日常的な大きさの部屋6畳から12畳程度を目標に石田さんの那須の試聴室のSS-1EDの替わりに制作されました。それでも12畳のログハウスでは、低音が出すぎで、押さえていただいたヴァージョンが先日のSPでした。隣に展示してあった白い方が、低域が出ます。しかし、コンサートホールの響きの中ではと考え、ログハウス用の仕様で演奏いたしました。
by Sd05club
| 2007-04-18 07:42
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