サウンドデザイン 石田様、ファンクラブ 幹事様
今回、ファンクラブの集いにお招き頂きありがとうございました。T.I/089です。私のSD05/089が誕生してまもなく5ヶ月になります。この期間幹事さんの来訪に始まり、デジタルケーブル、カーボンブロック、XA55ESの改造、レコードコンサート参加と様々な機会を通じて、089は成長してきました。 そして念願であった那須リスニングルーム訪問は、やはり想像以上の驚きの連続でした。那須高原へは何度か足を運んだことはあったのですが、リスニングルームのある場所は今までのそれと異なり、まさに静寂といった空間に包まれているところでした。時より聴こえるウグイスの鳴き声の美しさに、ハッとさせられました。とても開放的な空間にたたずむログハウスから、もれ聴こえる音楽は、これもまたウグイス同様に自然に溶けこんでいました。 石田さんのおっしゃるリビングオーディオというものが、ここに訪れた事でようやく実感できました。以前にも紹介しましたが、私の家では089が登場して依頼、部屋にこもって一人で音楽を聴いていることが減り、部屋のドアを開けっ放しで家中に音楽が流れていることが増えました。また、家族でリスニングルームに集まって音楽を聴きながら、食事をしたり、会話を楽しんでいます。5歳の息子からも「これ、ベートーベンっていうんだよね」などと聞かれるようにもなりました。嫁さんも089と並んで置いてあるピアノをよく弾くようになった気がします。(089への嫉妬かも) 私がオーディオを始めた1980年ごろは、どの電気メーカーからも多種多様な製品が満載で、秋葉原もオーディオ製品が花盛りの時代でした。国産の高級機種や外国製の製品にあこがれいつかはと思いながら、、自分のシステムをあれこれいじり、また友人と楽しんだ時代でした。私も90年代になってからは、高額なCDP、真空管アンプや外国製スピーカーなどを購入しましたが、気がつけば周囲の知人はオーディオから去り、お店も減り、分厚いオーディオ雑誌だけがオーディオの接点になってました。 その上、私の巨大なシステムから流れる音楽は、ダンゴになった交響曲でしたから、CDも特定のものしか聴けず、だんだんと巨大システムは部屋の飾りになっていました。近頃は、ビックリするような工学の外国製品やアクセサリーに、ますますオーディオとは縁遠くなっていたのも事実です。 しかし、今回那須という自然の豊かなところで、しかもオープンデッキでの集いなんて、これまでのオーディオ仲間の集まりでは考えられないようなビックリ企画に、 サウンドデザインの石田さん、PSDの大山さんの匠の世界に、Made in Japanの復活と、さらなる発展を期待せずにはいられません。 なぜなら、開放的で家族みんなで楽しめるオーディオの世界がようやく始まったからです。現代は車にでも乗らないと、家族が一緒にいないなんていう事が多いそうですが、リビングオーディオはそこに一石を投じてくれるものではないでしょうか。
by SD05club
| 2007-05-16 15:16
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