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6月29日のコンサートに参加して

ファンクラブ御中

T.K/115です。

サウンド・デザイン社他のイベントに参加したのは初めてです。仕事を早めに切り上げ(^^ゞ、会場に早めに着き傘の雫をぬぐっていると、第1回目が延びているようでその熱気が扉をとおして感じられ、一先ず待つことに。近くにあった階段に腰を下ろして一息。待つことしばし、扉が開放されるとともに熱気も流れ出てきて、ワクワクです。適当に席を見つけて周りを見回すと、オヤッ第2回目は少な目の参加者。ということで第1回目から引き続きの熱心な方々とコンサート開始となりました。何故か学校の父親懇談会のような雰囲気の面白い集まりに感じました。

さて、石田さんとPSDの大山さんのスピーカの開発コンセプトの説明から始まったコンサートはリラックスモード全開で、コンサートというよりはやや技術よりのQ&Aの合間に音楽が流れるという具合でした。Q&Aについては世話人さんがブログに書いておられるとおりです。中でもデジタルケーブルの構造、誘電体材料等が音響エネルギーの影響により、特性インピーダンスがダイナミックに変化することで伝送遅延が生じたり、つまりデューティ比が変わることで受け側のエラーレートの劣化に結びつくのではないかという仮説は納得できるものでした。たしかに、通信系のより高周波の測定において測定ケーブルに何らかの物理的な衝撃で瞬時のエラーレートが変わったことを経験したことがあります。やはり人間は、よく似た経験に照らすことで腑に落ちていくもののようです。

ということで音響エネルギーが思いのほか大きいということでPSD社のT3のお話です。木材等の擬似剛体のエンクロージャではスピーカユニットが発する音響エネルギーを抑えきれないために、特有の振動モードが生じエンクロージャは一種の発音体として働く。したがってステレオ音楽として十分に位相管理された信号をそのスピーカに入力しても、特徴あるノイズが楽音と同時にスピーカから発せられることで、スピーカの存在を顕わにしてしまっている。そこでその特徴あるノイズを楽音とは別の位置情報として感知されないノイズにしてしまうようにエンクロージャを設計したものがT3であるとの説明は、コンサートで聴いた音楽で理解できました。つまり、T3は設計者の意図どおりよく出来たスピーカであると感じました。
ただし、個人的にはやや楽音の一部もノイズ成分として処理されしまっているような物足らない感じも残りました。あれだけエコーのきつい会場では、聴く場所によってはディップも生じている可能性もあるので、私だけの感覚かもしれません。
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そこでT3を介してのSCD-XA1200ES改造機の感想です。デジタルOUTなのに、S社のトーンを聴いてしまいました。とくにクラッシックのソースで顕著でした。以前のオーディオバブル期に日本のメーカが測定可能な物理特性を偏重した音楽不在ともいえる音作りに似たものを感じました。オーディオ機器は録音されているであろう楽音をチャンと出そうとするのが前提ですが、音楽を聴く側にとって見ればそのうえでの何かを感じられるか、それに身を任せてみたいと思えるものかが問題ではないかと聴きながら考えていました。

色々考えたりということで、コンサート(?)、すっかり楽しませていただきました。関係者の皆様、本当に有り難うございました。
最後に、次のコンサートへのお願いです。ここまでスッキリとした再生系となったのですから、純粋なオーディオいじりの楽しみ、それはそれとして、音楽を楽しむツールとして旧い録音で音もそれなりのCD等のソースを少しでもストレス無く聴くためのテクニックなどの紹介があればなお一層、世界が広がると思います。
ご検討をお願いします。それでは失礼します。

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T.K/115さん
ご感想ありがとうございました。次の日に開かれたオーディオユニオンさんの試聴室では、反対にデッド気味の音が聞こえました。なかなか中庸というのが難しいようです。那須のレコードコンサートや前回までのレコードコンサートは、文字通り音楽中心です。今回は特別版でした。3回に分けて結果的には時間切れになってしまい、反省しています。次回はゆっくりと二時間単位で演奏会を行っていくつもりです。またご参加下さい。
by SD05club | 2007-07-05 20:53 | Sound Cafe
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