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T3完成しました。そして?

049/PSD大山です。

6月29日のクリスチャンセンターでのレコードコンサートにご来場の皆様ありがとうございました。今回は今までのレコードコンサートとは違い、より技術解説の方に力を置いた会となりました。おかげさまで普段なかなかお話しないような詳しい内容まで解説させて頂きました。内容的には「T3について」の稿で幹事さんが丁寧に書いてくれている通りです。

翌日に開催されたオーディオユニオンでの試聴会でも大体同じような内容をお話させていただきました。また、以前から問い合わせの多かった価格の件も発表いたしました。

「T-3」1本 ¥1,000,000-(税別)です。

1号機から比べるとネットワークパーツを始め内部配線に至るまで一新されています。 石田さんをはじめファンクラブの方の意見を取り入れながら、改良を重ねてきました。 貴重なご意見を頂いた方々には、この場をお借りしてお礼申し上げます。
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しかし、これで一件落着と云うほど世の中、甘くありませんでした。なんとT3より更に小型のSPを所望されている方が多数いらっしゃいました。「T4って作らないんですか?」という質問をされ、正直こう思いました。「うーんT3でさえやっと完成にこぎつけたんですけど・・・。しかも型番もいつの間にか決まってるし・・。」

「T4」を望む方は皆さん小スペース小音量の方達です。「部屋も狭いし、そんなに大きい音も出せないんです。低域もT3みたいには必要ないのでもっと小さく、出来れば価格も安く出来ませんか?」と言うのが皆さん共通の要望でした。そこで私なりに「T4」の構想を考えてみました。(現時点ではあくまでも構想です。期待が大きいというのは喜ばしい事ですが、製作が決定という訳ではありません)

まず、中高域のクオリティーは「T2」や「T3」と同じレベルで再現したいと思います。低域は欲張らず50〜60Hz付近まできれいに再生されればいいと思います。スピーカースタンドは使いたくないのでトールボーイ型とし、スリムなキャビネットでありながら、「T3」と共通のデザインコンセプトを実現したいと思います。具体的に言うと150mmウーファーとリングラジエターツイーターのMTM形式が有力です。もっと判り易く言うと「T2」の上半分と同じです。
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当然エンクロージャーの容積や形状、ネットワークも全然別物ですので、実際に作ってみなければ判らない事も多いですが、「T2」,「T3」と作ってきた経験上、実現性は大いに有ると考えています。

それにしてもこの話、どこかで聞いた事がありませんか?
そうです、去年の秋のAVフェスタで「T2」を発表した時、今回と同じようなお話がありました。「T2は大きいので、もっと小型で普通の部屋に入るサイズ・・・」という声。その声を受けて12畳位の部屋を想定して設計したスピーカーが、皆様ご存知の通り「T3」です。

F-1の世界では毎年レギュレーションが変更されます。各チームは決められたレギュレーションの中で最速のマシンを開発していきます。開幕前は無謀とも思えたレギュレーション変更も、レースが始まってみれば見事な方法で解決されていたりします。技術者はある程度の制約を受けた方が知恵を絞り、より良い物を開発出来るのかもしれません。そういった意味では「T4」でも同じです。単純なダウンサイジングではなく、新しい切り口で「T4」を創り上げられたらいいなと思っています。
by SD05club | 2007-07-07 14:07 | Sound Cafe
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