<< お疲れ様でした。 レコードコンサートの感想記 >>

9月8日の感想

ファンクラブの皆様へ
非会員ですが、九月八日のお礼を兼ねて、試聴会第二部の感想、と言うよりかは余談も多分に含まれた雑感を寄せさせていただきます。

三種類の出力アンプの比較と、石田さんの話が目当て参加しました。
T−3を使っての75W、50W、100Wの順での比較では、75Wに比べて50Wは圧勝。「この焦点の良さと密度の濃いさは、純A級アンプを聞いてるみたいだ」と私が呟くと、 石田さんは「出力は25W(8Ω)某国産30ワットA級アンプなんかと同等です」と答えられ、実はそれが自分が帰宅で使っているアンプなので苦笑してしまいました。

100Wは75Wより、もっと「だるい」音かと思いきや、「なかなかこれもいける!」、「音像はずっと大きくなるけど、ゆったりとリラックスして聞きやすい」と思わず聞き入ってしまいました。
T−3で聴く50Wと100Wモデルは、同じ曲でも、異なる表情ながら、どちらも好ましい艶かしい世界を創り出していました。

50Wが最も自分の好みに合ったように思いましたが、これがブラインドテストだったならば、迷った筈です。75Wは「いいとこどり」ではなく、「どっちつかずで中途半端」だと感じました。進行の方がいわれていましたが、50Wと100Wを使い分けておられるのは、十分理由があると思いました。 最近の試聴会では、75Wモデルを主として使用されていますが、T−3との組み合わせで、あえて最も魅力のないモデルを使わなくてもいいじゃないかと思いました。

JBLのスーパーツイーターを乗せた最新のTANNOYを国産A級アンプでパッシブバイアンプ駆動の自宅のシステムで試聴会と同じ女性ジャズボーカルCDを帰宅後かけてみたところ、
SD05の50Wと音色では遜色、違和感がなかったですが、音像はSD05の100Wに近い大きさで、少し複雑な気持ちになりました。自宅のシステムはSD05の50Wの音色と100Wの音像を持っていると思えば、そんなに悪い気持ちはしませんが、今回の試聴会後の自分の感性としては、もっと絞られた音像が好みであることが自覚できましたから。

あの会場にT−3をぽっとおいて、あれだけ音がでてしまうと言うことは、自宅でケーブルや電源、設置方法等、もっと細部に気を配って調整した時の音はすごいんだろうな、と、いろいろと会員の皆様の自宅での音を想像してしまいます。

石田さんの解説では、i-linkだけでなく、他社のオーディオ専用リンクを使ったとしても、スクランブルをかけている点では一緒だから、採用はありえないとのことでした。(と、私は理解しました) 石田さんは、アンチSACDではないと公言されていますが、やはりSD05の次のモデルでのSACDのデジタル対応はないことを再確認できました。

石田さんは西のS社の1ビットアンプの技術的限界についても話されました。(ソニーのOBからDSD技術の批判を耳にするのもへんな話ですが)自分的には、その製品がいかに発熱が多くとも、音が良ければいいじゃないかと思うのですが、あえて反論しませんでした。実際、その商品の初代モデルの強烈に派手で(今思えば)ハイファイ的な音には驚いた経験があります。でも当時はすばらしい音だと思ったのですが、、、。

と同時にふと思い出したのは、西のS社広報部の話では、その初代一ビットアンプ設計者は、数年前定年退職したとのことです。と言うことは、西のS社にも、石田さんの双子のような技術者が広島(同社のAV事業所所在地)に存在したことになります。(まさか、その技術者が定年退職後に作るSD05の広島版が存在するなんてことないでしょうね。何か想像が膨らみます)

是非とも、石田さんとその広島の双子技術者との対談をファンクラブで聞いてみたいと思いませんか。その一ビットアンプも持ってきてもらって、対談だけでなく比較試聴も兼ねて(注)。 そんな夢物語を胸に帰路に着きました。 以上

T.F

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

T.Fさん、いつもご参加いただきありがとうございます。
石田さんのお話しが面白くてご参加される方も多いいようです。第一部では余り時間が無くなり、お話しを聞くチャンスが少なかったのですが、第二部では面白いお話しを聞くことが出来ました。

いつも石田さんが言われるのですが、SD05は、いわゆるアンプ(増幅器)ではありません。DAコンバーター自身が、直前で電力に変換させ直接スピーカーを駆動するわけです。その為、通常のアンプに不可欠なトランジスタの並列駆動も必要なく、電力損失がほとんどありません。先日のコンサートでも、都合10時間ほど通電していましたが、アルミのケースは暑くなりませんでした。

従来とは、まったく異なったアプローチの電力変換器が、あれだけの音を出すこと自体がとても不思議ですね。今回はあえて古いSP群を鳴らしてみました。設計コンセプトの違いも解りましたが、オーソドックスに作られたSPは、最新のSD05でもまったく破綻なく、歪みのない音を奏でていたのには、今更のように驚きました。

標準に75Wタイプを持てきたのは、やはり両方の特徴が出て、様々なSPにも対応するからだと思います。音を追い込まれていく方は、50Wがお勧めですが、入力の質を問われるようになります。いろいろな音楽に身を任せるには、100Wの悠然となるタイプも魅力的ですね。
by SD05club | 2007-09-12 09:41 | Sound Cafe
<< お疲れ様でした。 レコードコンサートの感想記 >>