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9/8のレコードコンサートの感想

SD05ファンクラブ関係各位

H.S/033です。ご無沙汰をしております。気候もようやく涼しくなり(寒くなり)オーディオの季節がやってきましたね。

9/8のレコードコンサートはお疲れ様でした。私は第二部の途中から参加させていただきましたが、内容盛りだくさんでとても楽しかったです。本当にありがとうございました。下記に感想をご報告いたします。

<ブリロン1.0>
久しぶりにブリロンを聞きましたが、相変わらずこのサイズから想像できない豊潤でゆったりした音場と柔らかく心を癒すサウンドでした。オーディオ的にも心くすぐられる部分があり、SPの妙味を感じさせる完成度でした。ブリロン1.0はアナログアンプでもSD05でも素晴らしい音を出しますね。セッティングが難しいSPというイメージがありましたが、気軽に鳴らすことも追い込んで鳴らすこともできる銘機だと思います。

<JBL4341A>
残念ながらSD05にはフィットしなかったですね。このSPの悪いところばかり出てしまった感じがします。いろんな意味で最も『古さ』を感じたSPです。SD05の厳しいところがこの部分で、SPの弱点と長所をさらっと曝け出してしまいます。いや、弱点というと語弊がありますね。そのSPをどの方向性で鳴らせばよいかを示唆・提示してくれます。

<タンノイIIILZ>
心に訴えかけるサウンドで最も音楽を楽しむことができました。以前聞いたGRFの超絶な音が耳に残っていたので、聞き始めはどうしても比較してしまいました。聞き込んでいくうちにIIILZの主張に魅かれていきました。JBL4341Aと反対の結果で、IIILZの美味しいところをSD05が存分に引き出している音でしたね。セッティングを詰めるとまだまだ伸び伸びと鳴ってくれそうです。

<T3>
ツィーターがシルバーからブラックになり、ブラックで統一されたユニット群が精悍なイメージを醸し出しています。古いSPの後にT3を見たので、仕上げの素晴らしい美しさにまず驚きました(当たり前ですね(笑))音も中高域がさらに素晴らしくなっており、フォーカスの精度が一段と上がりました。音数や音場構成は正確無比ですが、今回は表現力豊かなSP達がいたこともあり、T3の音楽的表現力に少し若さを感じました。
低域は出ているのですが、動的な表現力が少し単調です。また低域がもっと解像度を伴って軽くなると中高域とのバランスが取れると思います。SD05に従順なのはいいことなのですが、少しおとなしい彼氏のようです。もっとワイルドに自分のわがままを主張した方がカップルとしてバランスがとれるのかもしれません(笑)

<50W・75W・100W>
SD05は面白い機種ですね。同じ機種でありながら、出力が違うと別モデルかのような扱いを受けています。僕も100W→50Wにした時はその大きな変化に驚き、別物だ〜と感想を書きましたが、長くSD05を聴いていると、100Wも75Wも50WもSD05の音の範疇です(なんか変な言い方ですが)。
自分の求める音が明確で、SD05の音の出方が気に入ったならば、あとは惚れたSPとベストマッチする出力タイプを選ぶだけです。当然それぞれ個人の好みも大きな要因になります、というか好みだけで選べばいいんじゃないでしょうか(笑)
僕個人は50Wに惚れこみ、SPまで替えてしまいました。ケーブルもガンガン換えています。SD05は全ての施策を明確に表してくれるので、自分の求める音に向かって邁進できます。

<MA RecordingsのCD>
高音質ワンポイント録音が特徴のMA Recordings。今回は7枚ほどお薦めを買って帰りました。どれも演奏を額縁に入れたかのような高解像度録音です。ワンポイントらしく音場がきれいに奥に広がります。サンプラー(CD+SACDのハイブリッド盤)はそれぞれの層で違う楽曲が収録されているので、曲数と収録時間は膨大です。SACDの音も素晴らしく、SD05のアナログ入力の素晴らしさも再確認できるお薦め盤です。

SD05-033を使い始めて早くも1年半ですが毎日新鮮な音を出し続けてくれています。絶好調です!

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H.S/033さん、いつもお便りありがとうございます。今回のお茶の水のコンサートは、かなりマニアックになりました。新旧のSPの違い等もハッキリわかり楽しかったですね。H.S/033さんご自身は、前回55ESの感想で詳しく送っていただきましたが、新しくSPを導入されたようです。その辺のお話も期待しております。
by SD05club | 2007-10-01 12:25 | Sound Cafe
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