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Rocky Mountain Audio Festival - 5

同じホテルに泊まっていると、何をするにも便利です。石田さんはショーは九時から始まるのでその前に朝八時過ぎに、アンプの火入れをして小さな音で鳴らしてSPとアンプ類のウオーミングアップをされていました。丁度真下の一階下の部屋からブースのあるフロアーに階段を使って上がっていくと階段の扉を開けたところで、50メートルぐらい離れているのに、馴染みの曲が静かに響いています。ブースの扉は閉まっているのに、隙間から静まりかえった廊下に浸透しているのです。
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ブースの中に入るとボリュームは小さく10時前辺りで鳴っていても、ゆったりと聞こえてきます。二年前の横浜のAVフェスタでも、大きな部屋の外の廊下のコーナーを曲がるところまで、深いオルガンの低音が鳴り響いていました。これは、普通のアンプでは考えられない現象です。その時の、SPは24HZまで鳴る「T2」でした。今回は、一回り小さい「T3」です。それでも、深い静かな低音が廊下の隅々まで浸透していたのです。ボンボン言う低音は、幾らでもあります。しかし、本当の楽器のように音が浸透していく例は、オーディオでは余り聴けないのです。
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最初の日、まだ正式にはショーが始まっていないとき、廊下を通った関係者が生のチェロを鳴らしているのかと訝り、中に入ってこられました。そして、目の前の小さなSPから出ているのを確認して、本当に驚いていました。ショーの関係者が今まで聴いたことの無い音がしていたからです。そして、高価なケーブルもアクセサリーも何も使わず、ただ、テーブルの上に無造作に置かれたCDプレーヤーと一本の細いデジタルケーブル、付属のACケーブル、メーター1000円もしない普通のSPケーブルでこのような音が軽々と出ているのに本当にビックリしたのです。
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その後、その方が関係者を連れて何回か来られました。その友人達もまたと言うように。翌日にも同じような光景が見られました。必ず仲間達を引き連れて何回も訪れるのです。その度に、訊かれる質問は、このプリアンプに繋がれたメインアンプはどこに隠しているのだと言うことです。その度にケーブルの接続を確認させて、全てこのアルミの小さな箱だけで鳴っているのを確認して貰いました。
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DACとプリとメインが一緒の小さなアルミニウムの箱です。写真関係の人は、隣のSONYのマークの入ったMS-1を見たことがありません。とてもクールなデザインで、いまでも新製品として通用すると言ってくれました。また、10年前の製品にデジタルイコライザーを搭載しているのに信じられないという言っていました。何故、これをSONYはアメリカで販売しなかったのかと訝ってもいました。発表されていたらデザインの流れが変わっていたとも言われました。
石田さんに伝えると、大きく頷かれて、黙っておられました。
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今回のRocky Mountain Audio Festival はCESが、余りにもAVやマルチチャンネルオーディオに行ってしまったので、純粋なオーディオだけでの開催を行っています。その為、いわゆるガレージメーカーも沢山集まり、自分の製品を見せ合って喜ぶ、お祭り的な要素が沢山あります。営利主義的ではないところが人々の共感を呼び、300社以上の出品者が世界中から集まってくるのでしょう。展示の時間の合間を縫っていろいろなブースの展示を見て、聴いてきました。次回から少しづつ他の出品者の写真を掲載するつもりです。お楽しみに。
by SD05club | 2007-10-19 13:58 | Sound Cafe
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