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PSD試聴室を訪ねて

良く晴れた先週末の土曜の文化の日に大宮のPSD社の試聴室を訪ねました。先月のデンバー以来3週間振りに大山さんご兄弟に会えました。PSD社は、本業?がセキュリティーシステムの会社でもあり、この頃のご時世もあり様々なところへカメラや安全システムを納入しています。遠隔操作で日本中の情報が居ながらで見れるのには驚きました。会社の事務所や倉庫やマンションの入り口や通路、はたまた過疎地の道路状況までインターネットや通信回線を通じて、情況を把握することが出来ます。

システムを開発して、世界中のメーカーに特殊な仕様で通信機器やカメラを発注しておられます。今はやりの指紋認証のシステムも見せていただきました。安全と水はただではないと言うことが、実感できる風景でした。省エネ関連の展開もされており、赤外線の利用や節電効果のある省エネシステムも同時に展開されています。

試聴室で音を聴かせていただく前に、本業?の防犯装置のすばらしさに目を見張らせられました。思っていたよりはるかに鮮明なビデオでビックリしました。この性能はビックリです。防犯用には、この品質で撮られているのを周知させた方が効果的でしょうが、同時に管理を含めた情報の取り扱いに丁寧さが求められますね。
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さて、肝心な音です。デンバーでも一段と進化した音にはビックリさせられましたが、その経験を生かしてまた一段と進化したようです。今回は、T2は表に出してT3だけを聴かせていただきましたが、二年前の横浜でのT2の深々とした低音がT3からも聞こえてきたのには改めてビックリいたしました。とても、常識では考えられない音です。静かな音は、石田さんの音ですが、今回の低音用ネットワークの巨大コイルが効いていることは確かに感じられました。

夏が過ぎて、ログハウスの乾燥もすすんで来たのでしょうか。ログハウスと倉庫で二重構造になって外部からの音がほとんど聞こえて来ない理想的な環境で、静かな音を聴いているといかにS/N比が大事かを知らされます。立体的に重なった音は奥行き方向だけではなく自然に上にも拡がっていきます。従来はやはりT3のエンクロージャーの大きさやユニットの差からくる低音の延びに窮屈さが感じられていたのですが、今回の改造で制作された大山さんご自身が驚くほどの進化を遂げています。T3の誕生から進化を見させていただいていますが、今回の進化と深化には驚きました。是非この音は、実際にお聴きになられてください。アメリカのオーディオファンがうなった音が解ります。

二号機のTaoさんのT3も近く里帰りをしてバージョンアップが図られるそうです。その後のTaoさんの報告が楽しみですね。今回試聴させていただいたT3は6号機になるのでしょうか。美しいバーズアイに仕上げられていました。これから様々なところでもデモされるそうですから、仕上げと同時に美しい仕上がりも楽しんでください。年々環境保護で良い素材の機が手に入らなくなってきました。バーズアイの仕上げも勿論ですが、北欧やカナダの針葉樹を何枚も積層して作られている、木工技術のサンプルみたいな素晴らしいエンクロージャーの素材も段々手に入らなくなってきているようです。環境への配慮は実質的なところに大きな影響として顕れてくるようです。エンクロージャーはどんなに設計や制作が良くても、最後は素材の音に頼らなくてはなりません。その意味で、大山さん手作りの愛情籠もったSPを何人の人が手に出来るのでしょうか。

素晴らしい音を聴きながら、今更のように石田さんとの出会い、大山さんとの出会いのすばらしさを思っていました。倉庫の外に出るとすっかり日が暮れて秋の日は短くなり、11月に入って急に寒くなっても来たようです。でもこれからの冬の季節こそが、いよいよオーディオのシーズンですね。ファンクラブの会員の方も、石田さんの実質監修されたT3の音を、御友人と一緒にこの大宮と那須のログハウスに聴きに行かれてください。私も二年間でここまで音が深化するとは思ってもいませんでした。この驚きを一人でも多く体験されればと心から願っています。

K/013
by SD05club | 2007-11-05 22:49 | Sound Cafe
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