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SD05マスタークロックの改良

五月の那須のファンクラブの集いでは、大山さんのT4の試作機と共に、待望のSD05のマスタークロックの改良版が紹介されました。ハードディスク内蔵型のCDプレーーヤーHD-1の登場以降、デジタルオーディオの生命線である時間軸のより正確な制御の重要性が増してきました。そしてそれを受けるSD05の心臓部であるs-masterのクロック制御も待たれていたわけです。
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しかし、49MHzと言う大変スピードの速いクロックの制御には、石田さんも苦労されたようです。那須でのお目見えでは、まだ賛否両論でした。しかし、いち早くその音の差と可能性を称えられていたH.S/033さんでした。あれから二ヶ月、とうとうクロック改良版が出来たようです。試聴していただくため那須で改造に賛同していただいたH.S/033さんのところへ石田さんが改良機を送りました。以下はその感想記です。

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石田さん

H.S/033です。
SD05 Ver.up機を聴かせていただきました。ありがとうございました。

今まで驚いたことは数多くありましたが、今回が一番驚きました。50Wに変更した時は時を忘れて聴き入りましたが、今回は時を忘れるというよりも絶句して聴いていたという感じでしょうか。

初日は夜が遅かったので接続して小さい音量で軽く流しました。出てきた音に対して素直に反応聴きましたが、一聴して音が柔らかいことに気付きました。声もバッミュージックも拍手も非常にスムーズで変な音が耳につくことはありません。最初の印象は、柔らかくなって、高域が滑らかになったと感じました。ただ接続直後だし分析的に聴くのは一晩経ってからにしようとその日は2時間ほど軽く聞き流していました。

で、翌日ですが、朝から電源を入れ聴き進めていくうちに、頭がパニックになっていきました。アンプやSPのネットワークのヒートアップもあるのですが、音がドンドン変わっていきます。そのいつもの音の変化ではないのです。いつも大体最初の1時間でヒートアップが終了して音が安定するのですが、その安定した音がいつもと全く違うのです。本当に絶句です。経過は省いて結果だけを書くと。。。

1)響きや空気感の情報量がケタ違いになっている。

楽器の倍音やホール・スタジオの間接音の情報量が圧倒的で、音の消え際や余韻が非常に長い。部屋が響きに満たされ、演奏されているホールにいるような感じです。響きをよく知っている小さめのホールで録られたライブ盤を聴くとそれが如実に分かります。弦の響き方や低弦の漂い方、ティンパニーの力加減や距離感(奥行感)が非常にリアルです。

2)楽器周りのS/N感が高く、自然な響きと余韻が相まって各楽器の立体感が際立っている。

SD05の音場再現はもともと広大ですが、今回のVer.up機では個々の楽器のリアリティが白眉です。一番驚いたのがピアノです。フェルトが当たる際の芯のあるポキーンという音とエネルギッシュで余韻のある響板の響きが絶品でリアルです!位相特性もさらに正確になり、音場がさらに広大になっています。高さ表現はもちろん部屋の隅々まで満ちていく響きに感動です。

3)上記の結果、演奏のダイナミックレンジが非常に広くなっている。

高域がきめ細やかになり、倍音が上も下も出ているので、再現レンジが広帯域になりました。低域も驚くほど量感たっぷりで充実しているので、今のSPセッティングでは出過ぎて部屋が揺らぐほどです(笑)
私の33号機もVer.upしていただいたらSPセッティングを一から見直す必要がありますね。演奏のダイナミズムも色彩感も豊かで聴いているのが本当に楽しいです。   

4)全く聴き疲れをしない。

芯がありながら柔らかく優しい音です。CDがこれほど力強くしなやかに鳴ってくれることに感動です。僕のSPは典型的な現代型ですが、今回のVer.up機は情報量が多く正確なSPに最適ではないでしょうか。ビンテージSPでどう鳴るのか非常に興味深いです。

いろいろ書きましたが、とにかく凄い音としか言いようがありません。凄い音というか、これほどライブに近い生々しい音を聴けて本当に嬉しいです。

想像を超えた仕上がりでした!この感動をより多くのSD05愛用者に知っていただきたいと思います。SD05を愛機にしていて本当に良かったと思いました。

H.S/033

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その後ヴィンテージ機や最終開発中のT4でも聴いてみました。どのSPも明確にその差を表しますが、特にT4では無くてはならない改造になったようです。そのT4の開発も最終コーナーを回ってきました。七月下旬の発表に向けて現在は製品版の試聴テストを行っています。

SD05のクロックバージョンアップは、七月下旬から順次行っていきます。詳しくは石田さんのブログで発表されます。
HD-1+SD05Ver.Up+T4で聴ける音は、今までの壁を突き破っていると確信しています。お楽しみに!
by SD05club | 2008-07-06 07:45 | Sound Cafe
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