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バージョンアップ+T4リミテッド

T.H/093です。

わずか中1日の間隔で我が家に二つの喜ばしい事件が起こりました。一つはSD05のバージョンアップ機が届いたこと、二つ目はT4リミテッドの納品です。この二つが余りに接近しているために、音の変化がどちらのせいなのかよく分からないところもあるのですが、二つとも早い順番でやっていただいた感謝の気持ちも込めて、取りあえずの感想を書きました。

SD05のバージョンアップには、既にお三方が書かれていることですが、大きな変化を感じました。従来SD05が持っていた音の分離、定位感、解像感はさらに向上し、周波数レンジとダイナミックレンジも広がったように聞こえます。特に力強さを増した低域は快感です。

もう一つ忘れてはならないのは、「音が小さくならない」ことです。つまりボリュームを絞っても高低域が痩せずに、まるでラウドネスコントロールを掛けている様な感じです。どんどんボリュームを絞っても大丈夫。これもクロック制御がもたらした素晴らしい結果なのでしょうか。ただしラウドネスの部分のみは、T4と組み合わせた場合に非常に顕著になるようです。
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T4リミテッドについては、スピーカー後方に広い空間を確保した場合の素晴らしい音場の広がりが報告されていて、私自身も試作段階でそれを体験させてもらいましたが、今回の感想はもっと近接配置にした場合のものです。配置を詳細に検討したわけではありませんが、フロントバッフル面から背後の壁まで0.8m、耳まで2.4m、スピーカー間隔1.8mです。

この配置においても、T4はすごいです。音の輝き、分解能、ダイナミックさ、音像定位等々、どれを取ってもすばらしい。きれいに伸びる高域ですが、歪感は皆無でいやな音は出てきません。エージング?その必要性を全く感じさせません。そして低域の迫力。何でこのサイズのスピーカーからこのような音が出るのか、驚くとともに嬉しくなります。「邪魔な低音を無くそう」として獲得できたこの低音、何も言えずに、ただ恐れ入るしかありません。

シンプルな2ウェー構成、力強いウーファーユニット、フロントバッフルに開いたホーン型のバスレフポート、すごい作りのエンクロージャー、全てが組み合わされた結果でしょう。ボリュームを絞っても音楽がつまらなくならないことは、すでに上にも書きましたが本当に素晴らしいの一言です。試作段階の驚きから思わず予約をしてしまい、今T4が手許にある訳ですが、大変ラッキーな出会いができたと思っています。

近頃よく聞いているCDを取っ替え引っ換えする合間に、ほとんど聞いたこともなく、あまり内容も覚えていないものも聞いてみました。その中で一番びっくりしたのが、カサンドラ・ウィルソンがピアノトリオで歌う「ランデブー」。おそらく今までうまく鳴らせなかったので放置していた一枚だと思いますが、05改+T4で聞いてスリリングな音楽であることに驚きました。ブックレットによるとスウィングジャーナルの賞を取っているようなので、ただ私が知らなかっただけでしょうが。微細画のなかの小さな、しかし確かな動きと言えば良いのか、あたかも、暗黒の静寂の中を、微かなパーカッションとピアノの音を頼りに、つぶやくような歌が進んでいく様子が、分析力に優れた05改+T4コンビの面目躍如です。棚には、放置されているがT4で聞けば楽しめるCDが沢山ありそうで楽しみです。
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手許のT4・リミテッドは、フロントバッフルが突き板(バーズアイ・メープル)仕上げのきれいなものです。この美しい外観と音が相俟って永く愛用したいと思わせます。今は手持ちのスタンドに乗せていますが、いずれデザイン的にもマッチしたスタンドが欲しいなと思います。でも、当面は音楽を聞くのに忙しくてそこまで手が回りそうにありません。
T.H/093
by SD05club | 2008-07-20 22:18 | Sound Cafe
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