<   2007年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧

ビッグバンド録音・演奏会へのお知らせ

ファンクラブ会員の方へのビッグなクリスマスプレゼント!

来る12月18日(火)午後七時半から恒例の杉並公会堂小ホールで、トランペットの木幡光邦さんがリーダーをつとめる、923 Big Band/Kunizo bbの演奏会とその実況録音をMA RECORDINGS タッド・ガーフィンクル氏の録音で行います。世界で初めての、特製ワンポイントマイクだけを使用した、アンプラグの生の音のビッグバンドのステレオ録音です。

PA万能の現在では、生演奏でも各楽器一本ごとにマイクを入れて、PA使って演奏を行っていますが、今回はベースとギター以外はすべて生の音をそのまま収録する試みです。タッドさんのワンポイント近接録音は定評がありますが、今回は総勢19名のビッグバンドの迫力あるサウンドの録音に挑戦します。
b0098901_135913.jpg

二百名収容のホールの観客席を半分にして、ビッグバンドを囲み、一体感のある濃密な時間を収録します。是非、演奏会の観客として、またオーディオファンとして興味ある生録音の現場にご参加下さい。ファンクラブの会員は、午後のリハーサルと録音セッションから入場できます。

七時半からの演奏会費は、4000円です。入場費は会場費と当日の経費に充てられます。今回制作されるCDは、後日2,800円で販売されますが、当日会場に来られたファンクラブ会員には、特典として制作されたCDとそのリハーサルを収録した特別版を2,000円で配布いたします。Todd氏によって録音されたCDは世界中のオーディオファンから賞賛を得ていますが、本CDもオーディオショーで音の良いCDとして紹介・デモされていく事でしょう。ファンクラブの会員の皆様も是非現場で迫力ある演奏をお楽しみいただき、ライブ盤に出演?してください。

日時:2007年12月18日(火)午後七時半開演
(ファンクラブ会員は、午後の録音セッションにも立ち会えます)
場所:杉並公会堂 小ホール 中央線・地下鉄丸の内線荻窪駅下車7分
参加費:4,000円+2,000円(会員特典=収録CDとリハーサルCD)
申し込み:メールで ファンクラブ録音会係り

出演:923 Big Bandメンバーはご覧の通り。棒線のある方はそれぞれのリンクに飛びます。
リーダー/木幡光邦 Trp.Gui.
piano /近藤和明、bass/村上 聖、drums/平川象士村上広樹
trp./鈴木正則、佐久間勲、菊池成浩、中村恵介
A.sax/近藤淳、今尾敏道  T.sax/佐藤達哉、竹野昌邦 B.sax/丹羽康雄
trb./佐藤春樹鍵和田道男橋本佳明 b.trb/山城純子

皆さん、いろいろなシーンでご活躍されている、第一人者ばかりのビッグバンドです。自分たちの演奏したい曲を、楽しんで演奏されています。楽しく、重厚なビッグバンドジャズの神髄をお楽しみ下さい。

b0098901_2222967.gif

by SD05club | 2007-11-19 14:53 | Fan Club のお知らせ

それぞれのオーディオ

オープン以来、多くのお客様がリスニングルームにおいでになりました。すでにSD05をお使いの方も含め、リスニングルームでお聴き頂いた感想は人様々です。

持参されたCDを聴いて、一様に音場感が違うことに驚き、次ぎにいつも聴いておられる音に比べ、色づけが少ないと感じるようです。そして、求める音色については皆さん好みが異なります。共通しているのは、吸音材などで音響処理をしていないログハウスにもかかわらず、余分な音が付加されず自然に展開する音楽に驚かれることです。

これはフィードバック(NFB)を使わないDAC形式のSD05の特徴によるものであることは言うまでもありません。またデジタル出力専用に改造したCDプレイヤーの埋もれない情報量の多さにも驚かれます。

SD05は技術的には『何も足さない、何も引かない』が基本になっています。オーディオアクセサリーなどを使っていない那須リスニングルームの音は、サウンドデザインが目指しているオーディオ音楽の一つの結論だと考えています。その意味では、業務用の機器の音質にも似通っているのかも知れません。その意味に置いて、ホームオーディオとしては、別の課題があることも感じています。

ここ1月の間に那須のリスニングルームには6名のお客様がおいでになりましたが、そのなかで考えさせられる感想を寄せられたお客様がおられます。その方は、長年オーディオを追求されてお出ででかなりの機材をお使いの本格オーディオの方です。

その方のご感想は、いろいろな方向性を考えさせられる切っ掛けとなりました。目をつむって試聴するとしているとT3ではオーケストラがそこに現れる、余りのリアリティの見事さに驚くのですが、一緒に聴いたスターリングでは、音が出てこないことにより、逆に様々なイメージが湧いてきたといっておりました。

CDというメディアの高い位置での限界も感じたそうです。しかし、限界を理解して楽しむには、それぞれの人間にふさわしい方法がありそうです。今回は大変有意義な試聴になり音楽と自分のあり方について、オーディオシステムを介して考える、いい機会になられたと仰っておられました。そのご感想がお帰りになられて、私自身で考える切っ掛けとなりました。

レコードで音楽を楽しむためには『何も足さない、何も引かない』ではなく、何かを引いたり足したりすることが必要と感じています。これまでのオーディオ機器をたくさん使ったシステムでは、色々なものが足された結果、各人が好む音色になっているのでしょう。そして足されれば足されるほど自然なサウンドステージは失われていると考えられます。SD05でしっかりしたサウンドステージが構築できたら、少しだけ何かを足してみたり、引いてみるのも良いのではないでしょうか。

『弦楽亭』でのレコードコンサートではホールの響きの良さでなにも足さなくてもお客様には満足頂いております。人の心に直接訴える何かが、大事なヒントがすぐそこまで来ている予感があります。

那須はこれから本格的な冬支度です。この冬は、その点を考える三年ぶりの冬ごもりになりそうです。
お時間がありましたら那須まで脚を伸ばしてください。お待ちしております。

有限会社 サウンドデザイン
代表    石田正臣


事務所 〒262-0025千葉県千葉市花見川区花園5-13-2
リスニングルーム 栃木県那須郡那須町高久丙1147-577
FAX 043-273-4067 携帯 080-3080-7763
by SD05club | 2007-11-14 22:24 | 石田さんから

PSD試聴室を訪ねて

良く晴れた先週末の土曜の文化の日に大宮のPSD社の試聴室を訪ねました。先月のデンバー以来3週間振りに大山さんご兄弟に会えました。PSD社は、本業?がセキュリティーシステムの会社でもあり、この頃のご時世もあり様々なところへカメラや安全システムを納入しています。遠隔操作で日本中の情報が居ながらで見れるのには驚きました。会社の事務所や倉庫やマンションの入り口や通路、はたまた過疎地の道路状況までインターネットや通信回線を通じて、情況を把握することが出来ます。

システムを開発して、世界中のメーカーに特殊な仕様で通信機器やカメラを発注しておられます。今はやりの指紋認証のシステムも見せていただきました。安全と水はただではないと言うことが、実感できる風景でした。省エネ関連の展開もされており、赤外線の利用や節電効果のある省エネシステムも同時に展開されています。

試聴室で音を聴かせていただく前に、本業?の防犯装置のすばらしさに目を見張らせられました。思っていたよりはるかに鮮明なビデオでビックリしました。この性能はビックリです。防犯用には、この品質で撮られているのを周知させた方が効果的でしょうが、同時に管理を含めた情報の取り扱いに丁寧さが求められますね。
b0098901_23184299.jpg

さて、肝心な音です。デンバーでも一段と進化した音にはビックリさせられましたが、その経験を生かしてまた一段と進化したようです。今回は、T2は表に出してT3だけを聴かせていただきましたが、二年前の横浜でのT2の深々とした低音がT3からも聞こえてきたのには改めてビックリいたしました。とても、常識では考えられない音です。静かな音は、石田さんの音ですが、今回の低音用ネットワークの巨大コイルが効いていることは確かに感じられました。

夏が過ぎて、ログハウスの乾燥もすすんで来たのでしょうか。ログハウスと倉庫で二重構造になって外部からの音がほとんど聞こえて来ない理想的な環境で、静かな音を聴いているといかにS/N比が大事かを知らされます。立体的に重なった音は奥行き方向だけではなく自然に上にも拡がっていきます。従来はやはりT3のエンクロージャーの大きさやユニットの差からくる低音の延びに窮屈さが感じられていたのですが、今回の改造で制作された大山さんご自身が驚くほどの進化を遂げています。T3の誕生から進化を見させていただいていますが、今回の進化と深化には驚きました。是非この音は、実際にお聴きになられてください。アメリカのオーディオファンがうなった音が解ります。

二号機のTaoさんのT3も近く里帰りをしてバージョンアップが図られるそうです。その後のTaoさんの報告が楽しみですね。今回試聴させていただいたT3は6号機になるのでしょうか。美しいバーズアイに仕上げられていました。これから様々なところでもデモされるそうですから、仕上げと同時に美しい仕上がりも楽しんでください。年々環境保護で良い素材の機が手に入らなくなってきました。バーズアイの仕上げも勿論ですが、北欧やカナダの針葉樹を何枚も積層して作られている、木工技術のサンプルみたいな素晴らしいエンクロージャーの素材も段々手に入らなくなってきているようです。環境への配慮は実質的なところに大きな影響として顕れてくるようです。エンクロージャーはどんなに設計や制作が良くても、最後は素材の音に頼らなくてはなりません。その意味で、大山さん手作りの愛情籠もったSPを何人の人が手に出来るのでしょうか。

素晴らしい音を聴きながら、今更のように石田さんとの出会い、大山さんとの出会いのすばらしさを思っていました。倉庫の外に出るとすっかり日が暮れて秋の日は短くなり、11月に入って急に寒くなっても来たようです。でもこれからの冬の季節こそが、いよいよオーディオのシーズンですね。ファンクラブの会員の方も、石田さんの実質監修されたT3の音を、御友人と一緒にこの大宮と那須のログハウスに聴きに行かれてください。私も二年間でここまで音が深化するとは思ってもいませんでした。この驚きを一人でも多く体験されればと心から願っています。

K/013
by SD05club | 2007-11-05 22:49 | Sound Cafe

デンバーから帰って。

石田/001です。

デンバーでのオーディオショーは純粋な2チャンネルオーディオだけですが出展者の多さに驚きました。300社にも及ぶメーカーがホテルの部屋にリスニングルームを展開していました。それも一部屋置きに空き部屋を設け音量競争にならないようにする徹底ぶりです。主宰者の配慮が伺われます。20〜30畳の部屋はまさしくリビングオーディオそのものです。ときおり大きな音で鳴らしていますが全体として実際に使われる音量でデモが行われており好感が持てました。

お客様の中には『自分の部屋はもっと広いが小さなSD05で大丈夫かと』質問される方がおられました。アメリカのリビングは広いしハイエンドオーディオでは超大型のアンプが多いのは事実です。小さなSD05が目の前でT3を鳴らしているのを聴いてもにわかに信じられないのはしかたのないことかもしれません。
b0098901_13261263.jpg
またメディア関係の方でもs-masterフルデジタルアンプは知られておりませんでした。SD05がアンプではなくパワーDACであると説明すると『日本にもパワーDACがあったのか』と驚いていました。メディア関係の人でもこの状態ですからパワーDACが認知されるのはまだまだ時間が掛かると思います。

肝心の音についてはほとんどの人が『初めて聴く音』といった表現をしていました。低音が、高音が、音色が、ではなくサウンドステージの再現性に感心していました。各人のオーディオに対する趣向や好みはともかくSD05とT3が鳴らす音楽を多くの方に体験して頂けたことが最大の収穫です。

今回のショーで感じたことはスピーカーシステムを出展しているメーカーの多かったことです。ユニットさえ手に入ればガレージメーカーが手を出しやすいカテゴリーです、皆さん創意工夫でシステムを組み上げデモを行っていました。また真空管アンプのメーカーも多かったです。スピーカーシステムと同じ理由でしょう。

関心したのはどれもきちっとデザインされており、作り手の意志が現れていることでした。またディスプレイも試聴室ではなくリスニングルームといった感じで皆さん気を使っているようでした。中には?もありましたが好みでない物は避けて通れば良いのです。日本のオーディオショーでは好みでない物に文句をつける一部のマニアを見かけますが、デンバーではこんな光景はありませんでした。
b0098901_1313657.jpg

120V仕様100Wバージョンの音ですが、CDP-MS1にステップダウントランス(150VA)を使ったことと初めてホテルの部屋で鳴らしたのでなんともいえません。デンバーの標高1600mと乾いた空気が一番きいたのかも知れません。

那須のリスニングルームで100V仕様と同じ条件でくらべて見たいと思っています。

************************
有限会社 サウンドデザイン
代表    石田正臣
by SD05club | 2007-11-01 12:55 | 石田さんから