夫 石田正臣は、平成二十五年八月二十三日に六十七年の生涯を閉じました。
オーディオ一筋、六十七年の生涯のうち四十九年、オーディオに打ち込んできました。多くの方の助けをいただきながら、自分の信じる「音」の道に、技術で厳しく挑んだ日々であったと思います。 オーディオラックはもとより、リスニングルームである那須高原のログハウスもハンドメイドで建築。どのようなものでも「自分で作る」ことがモットーの人でした。 仕事以外でも多くの趣味を持ち、当時最年少の中学生でアマチュア無線の免許を取得。ギターやピアノの演奏に始まり、ラジコン飛行機や天体望遠鏡の製作、流星観察旅行に家族を連れて行ってくれたりもしました。 ゴルフや登山、スキーなどを楽しみ、家族でテニスをするときは子供が相手でも本気のプレー、たとえ遊びであっても全力で取り組む人でした。 子供たちには常に「自分で調べなさい」「自分で考えなさい」と簡単には答えを与えずに、自分の背中を見せてきたことが思い出されます。 時に頑固、時にわがままでもあり、皆様にも多々ご迷惑をお掛けしたことと思いますが、信念を貫く姿は家族の手本であり、今となっては「生きる」ということの意味を教えてくれたようにも思えます。 今年5月に病気が見つかった後も気丈に治療に取り組み、7月までは一人で車を運転し那須高原のリスニングルームへ通っておりました。 一方で「やりたいことはすべてやってきた。心配事は何もない」と繰り返し言っておりました。 わかれはつらいものですが、前を向いて笑顔で送りたいと家族一同思っています。 皆様のご厚情を賜り、実りある人生を送らせていただいた夫にかわり、深く感謝申し上げます。 平成二十五年八月二十六日 喪主 石田 繁代
by SD05club
| 2013-08-27 20:28
| 石田さんから
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