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初めての投稿です。

T/093と申します。初めての投稿です。

50W仕様機の導入が1月初旬でしたので、遅ればせの感想ですみません。SD05を一言で言うと802Dをハイスピードで伸び伸びと鳴らし、大変満足しています。(デジタルケーブルも、お願いして直ぐに送っていただきありがとうございました。)

試しに少しだけ聞こうとしても、オーディオの存在を忘れて全曲聴いてしまう、と言う感じです。一番は、アッバード・ベルリンフィルのマーラー6番でした。80分弱を眠りもせずに全部聞きとおしましたが、この曲について初めての経験です。他にも全曲通しが続出です。ジャズではベイシー・イン・ロンドンのブラスの咆哮を聞いて後、しばらく何も聞く気にならなかったのは、余りにも刺激が強すぎたせいでしょうか。ボリュームは12時を過ぎていました。

今まではソフトフォーカスだったな、と。すべての音が、緩みのない小さなかたまりとなって、ハイスピードかつダイレクトにせまる、といった感じです。視覚と聴覚のアナロジーはちょっと乱暴ですが、広角レンズによるパンフォーカス映像のようだと言っても良いでしょうか。視界の全てに焦点があっている。拡散しない分、音像は小さく、エネルギー密度が高い。当然定位は明瞭となる。低音は、芯を持ち、オーケストラのトゥッティにおいても団子にならない、或いはベースの音程をはっきりさせる。ベートーベンのピアノソナタの低弦のアタックは床を突き破るよう。チェット・ベイカーのトランペットは、明確に定義された空間に、悲しく漂う。ジャズボーカルの口は小さく、バックの小さな音もテクスチャーや位置が明瞭ですね。

たまにはソフトフォーカスの音が懐かしくなるのか、あるいは一度経験したこの高速・パンフォーカスの音から逃れられないのか。皆さんはいかがでしょうか。

改造を頼むためのタネCDプレーヤーが欲しいなあ、と思いつつ。 
T/093
by SD05club | 2007-02-18 22:35 | Sound Cafe
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