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T.K/115 さんへ

T.K/115 さんファンクラブへのお便りありがとうございます。
001/石田です。日々、音楽を楽しまれておられる様子が伝わってきます。
お便りのなかにご質問がありましたので、この場をかりてお答えと云うより私の考えを述べさせていただきます。

2ヶ月以上お使いになられていてエージングが進んでいると書かれておられますが、SD05のエージング時間はおよそ300時間ほどだと思っております。エージングは電気的なものがほとんどです。このほかに軽微ですが、組み立て時に掛かってしまった筐体のひずみなどは開放されるまでにずいぶんと時間がかかると思われます。

300時間以上たってもエージングが進んでいるように感じられるのは、むしろスピーカーがエージングされるのではないかと考えております。ご自宅での試聴をされた方の感想の中には『1日目は硬かった音もエージングが進んだのか3日目には柔らかくなり広大な音場が…..』
といった表現がかなりあります。試聴機は、みな千時間以上使われており、数日でエージングが進むことは考えられません。

スピーカーは特別なものを除き振動板はエッジとダンパーで支えられております。そしてこの二つは物質のたわみを利用して振動板の動きに追従しています。それまで長期間にわたってお使いになられていたスピーカーでも駆動するアンプがフルデジタルアンプに変わったことで、それまでに入力されたことの無いような信号で駆動されたため、新たな部分のエージングがされたのではないかと推測しています。

機械系のエージングについては車を初めとして使い始めてからあるとき突然静かになったりスムースになったりすることをたまに経験します。同じエージングでも電気と機械では大分様子が違うようです。

さてSD05を一般的なオーディオラックに設置しておられるとのことですが、SD05の厚めのアルミ筐体も聴いている音楽で振動いたします。上下に板のあるラックでは共振や定在波も発生します。天板に重りを置いて振動のモードが変わり響きが良くなることもあります。T.Kさんの場合の良いほうにいったのだと思います。(動物の皮に包まれているのが良かったのかも知れません)このような使い方による調整をSD05は素直に受け入れると思います。

SD05が登場した頃、お客様がSD05はウイスキーのCMの『何も引かない何も足さない』の音楽版だと表現したことがあります。大変に嬉しい言葉と思いました。
それから一年半が経過した現在、オーディオでレコード音楽を楽しむのに『何か引いたり何か足したり』も大切なような気がしています。

001/石田
by SD05CLUB | 2007-06-11 11:55 | 石田さんから
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