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SD-05を使う事になった経緯

Powari 110/&119です。

現在二台のSD-05を使用しています。110番は75Wで、119番は50Wのver.upを使用しております。

自分がSD-05を使する事になった経緯をこちらの方に書きたいと思います。

高校生の頃からのシステムを20代の頃はずっと使っていました。本格的なオーディオ歴はここ5年程です。音楽歴はPOPSになりますが、高校生の頃から37歳の今までずっと聴いています。

クラシックはまだ5年程しか聴いていませんし、ジャズはまだ3年程しか聴いていません。比率でゆうとPOPS4割、クラシック4割、ジャズ2割といった感じです。

オーディオ歴は、たかだか5年間ですが、色々な事がありました。機器の買い替えもかなりしました。その中で、やはり一人でやっていては多くを知る事ができないと思い、ネットで有名なKさんという方に音を聴せて頂くことになりました。

そのKさんのお宅で、SONY DR1aというアンプを初めて聴きました。その音は今まで聴いた事がない音でした。本当にすばらしい音で自分もこのような音を目指そうと思いました。

自分は今まで定価でトータル200万くらいのトランジスタのアンプを使用していてSonus Faber Amati Homageを鳴らしていました。その音で満足していたし、そのアンプでKさんの音を目指そうと思っていました。

デジタルアンプはこれからどんどん伸びていくだろうから今はトランジスタのアンプを使っておこうとも思っていました。しかし、AmatiをSD-05(SONY DR1a)で鳴らしてみたいと思うようになりました。

そのような時に運良く110番SD05-75Wを入手する事ができました。はじめは今までのトランジスタアンプと併用して使うつもりだったのですが、繋ぎ替えるのも面倒なので、予想はしていましたが、やはり好みのアンプに偏っていきます。トランジスタのアンプは売却してしまいました。(笑)

110番のSD05-75W音ですが、その時の感想を自分のブログに書いていますので転載いたします。


音がとても柔らかいです。ケーブルなどで調整した見せかけの柔らかさではありません。この柔らかさには制作者(石田さん)の思いが込められているように思いました。もちろん柔らかいだけではなくしっかりとした音は出ています。

そして草原が目の前に広がっているようなそんな感じのさわやかな音です。「難しい事は考えず、肩の力を抜いて、音楽を聴こうよ。」と言ってくれているようです。音情感と言う言葉がピッタリ来るような、それくらい情感や細かいニュアンスを表現してくれています。

自分はながら聴きが多いのですが、長時間聴いていても、全く聴き疲れしませんし、音が気になってしまう事もありません。明るく、柔らかく、眠くなる音が自分の理想なのですが、この音は自分の中でパーフェクトに限りなく近いです。

アンプの正面に書いてあるFOB(Feeling Of Being) 音場感という意味だそうですが、まさにその通り、音場を表現させたらこのアンプに勝るアンプはほとんどないと思います。

その後、今までのアンプに戻してみました。第一印象が、「音が形になって前に出てくるようだ」とか、「ちょっとうるさいかな」とか、「これがオーディオの音だな」とかそんな感じを持ちました。

今までのアンプも音場型のシステムをめざして組んできたのですが、それでも改めて聴いてみると音像が目立ちました。使用していたプリも他のプリに比べて、ハイファイ感が弱い方、音楽性がプリアンプだったと思うのですが、それ以上にSD-05はハイファイ感が弱く、音楽性があると思いました。(ここでの「ハイファイ感」とは、オーディオ的な音という意味です)

SD-05で聴いたボーカル系のCDの情感、鳥肌ものです。歌っている人の心がリスナーに届くような感じす。今までのアンプで出ている音が鉛筆でしっかり書いた線だとすると、SD-05は黒い紙に白い色を鉛筆の線の幅だけ残して塗って黒い線を出したようなそんな感じを受けました。

本物の演奏のように音像自身はかなり希薄で、音場のみで音楽を再生しているようなそんな感じを受けました。なんとなくAmatiとは合いそうだと思っていましたが、相性ばっちりです。そしてこの音の出方は自分の目指していた音に限りなく近い音です。

「ある程度、石のアンプや玉のアンプを使ってきた人が最後にこのアンプに辿り着くんだよ。」とKさんが言っていましたが、その意味がやっと分かったったような気がします。それだけのアンプを使わなければ、このアンプの本当の良さ、すごさは理解できないのかもしれません。

オーディオをはじめたばかりの人がこのアンプの音を聴いたら、なんだ普通に音楽がなっているだけじゃん。と思うかもしれません。しかし、その自然さ、普通さを出すのがどれほど難しい事か。それを、何十年もオーディオをやってきた人達は身を以て知っているのではないかと思いました。

今まではハイエンドな機器を使っていた音楽好きな人達がこのアンプを使っている理由がよく分かった様な気がしました。

この時代にオーディオを聴いていられた事に感謝したいと思います。


とこのような事を書いています。

Kさんに「AmatiをSONY DR1aで鳴らしたらどうですかね?」と聴いていた頃の事が懐かしく思い出されます。たかだか5ヵ月程前のことなのですが 、、。

Powari/110&119
by SD05club | 2008-08-17 16:59 | Sound Cafe
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