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2008年のお正月

サウンドデザイン石田さん、幹事さん、ファンクラブの皆さんご無沙汰しておりますM.A/017です。

昨年は、楽しいオーディオの楽しみを、色々と企画していただき有難うございました。本年もよろしくお願いいたします。

私は、今年の正月を、HMVのサイトで年末に買い込んだオペラ関係のCDや、ワーグナーの指輪のDVD、NHKで放送された、〔ジルベスターコンサート、ニュウイヤーコンサート、オペラコンサートなど〕を、DVDにして楽しみました。SD-05のお陰でどれも自然で楽しく鑑賞できました。又、幹事さんのご好意でMA RECORDINGS タッド・ガーフィンクル氏の録音による、923 Big Band/Kunizo bbの演奏会の実況録音を自宅で聴かせて頂きました。

音の出た瞬間に吃驚しました!
杉並公会堂の会場で聴いた演奏がそこに現れました。各楽器のバランス、分離と定位、浸透力があり、ものすごくエネルギーのある分厚い、それでいて決してうるさくない、奥行きのある音。普段クラッシックのレコードやCDしか聴かない私には、生録の情報量の多さに驚きました。演奏の良さも有りとても気持ちよく引き込まれて聴きましたが、特に、ツインドラム、バリトンサックスの音が印象に残っています。

私の後藤ユニット時代に、初めて38センチ2トラックの生録の再生音を、聞いたときを思い出しました。音源の素晴らしさとSD-05の未知なる能力に感心しました。録音されてない音は、どんなに優れた装置でも再生できない、当たり前のことを、忘れていたようです。自分の装置のチエック用にも、とても良いCDに成ると思います。
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前回参加できなかった方は、是非1月29日の演奏会に参加される事をお勧めします。

これからも、楽しい企画をお願いします。有難うございました。

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M.Aさん、いつもお便りありがとうございます。先日は、編集が出来上がったばかりの923 Big BandのCD-Rをお持ちして、B&W Signature 800でどの様な音が再生されるかを聴きにお伺いさせていただきました。
音が出た瞬間に、私も驚き、呆れました。まさに杉並公会堂の音がそのままで再現されたからです。全くストレスの無い一気に吹き上がっていく安定したサウンドは、まるで今度のGT-Rの加速を彷彿とさせる素晴らしいサウンドでした。様々な音が全く混濁せず楽器の有るべき位置から聞こえてきます。演奏が終わった瞬間のシンバルが消えていく音の何と生々しいことか!長年かけて構築してきた、M.Aさんの装置の面目躍如でした。
by SD05club | 2008-01-16 21:17 | Sound Cafe

この一年間


サウンドデザイン 石田様
ファンクラブ 幹事様

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

早い物で、私のSD05−089も誕生から1年が過ぎました。思えば一昨年の大晦日の幹事さんの来訪に始まり、この1年間は、本当に充実したオーディオライフを過ごすことが出来ました。それまでの十数年、オーディオ冬眠中の私にとって、ファンクラブの活動や支援により、少しずつではありますが、新たな出発をすることが出来ました。
 
現代はインターネットで情報収集は無限に出来るようになりましたが、どうもそれらのオーディオに関する情報とファンクラブから配信される情報には相当の違いがありました。

SD05のオーナーになっているがゆえに、双方の情報を比べてしまうのですが、「SPケーブルは普通のOFCでいい」などという話は、当初大変違和感があったものです。その上、デジタルケーブルなども大変安価な物まで開発してしまうという徹底ぶりでしたから、どうしても世間で言われるよいケーブルなどと比べたくなってしまったのも事実です。

しかし、ファンクラブの活動は、誌上にとどまらず、レコードコンサートやオーナーの集いなどを通じて実際に体験出来るというものでしたから、次第に疑問は理解へと変わっていったのです。
 
いままでのオーディオの歴史は圧倒的にアナログ信号を音源とし、それを増幅するという手段が通常だったので、大変微細な信号を音楽として表現するために、機器やアクセサリーの使いこなしで自分の好きな音を追求するものが普通だったのです。

その考え方は、CDが出現してから20年以上経過しても、いわゆるオーディオの常識であって、事実私も何とかCDをいい音で、そう、まるでアナログのような音で鳴らしたいとの想いから真空管を多用したものです。

しかし、CDに記録されている情報量はレコードの比ではなかったのです、イコライジングして音を作るレコードに対し、CDはそれ自身に最初から音楽が入っていたのです。それなのに、CDからAD変換された微細な信号にレコード時代と同様にいろいろな味付けをして、本来記録されているものとは違う音にしてしまっていたのだったのです。

これこそが、デジタル臭いという音の原因だったのでしょう。

SD05からは、いわゆるデジタル臭い音は出て来ません。しかしここにアナログ時代の考え方を導入してあれこれ好感すれば音は変わります。事実私も超個性派SPケーブルを使用した時に、いわゆるデジタル臭い音がして、ボリュームが上げられない状態になった事もありました。

ということは、デジタル臭い音はアナログシステムによる産物であり、CDという音源のせいではなかったのです。この辺りの理解が出来てからは、ようやく素直な安物SPケーブルが安心して使用出来るようになりました。

昨年末、1年たったの089の音を聴いた幹事さんから、「いい音してるねー!」とおっしゃって頂きました。もちろん私自身も思わず顔がゆるんでしまうような音楽が毎日流れています。

フルデジタルシステムを構築するには、いままでの常識や世間一般の常識から一歩進んだところに、答えがありました。この1年間幹事さんをはじめ、ファンクラブ関係者、オーナーの皆様にこの場をかりて本当にお礼を申し上げます。

オーディオをを辞めなくて本当によかったと感じています。今年は、このシステムで好きな音楽を楽しんでいけるよう、これからも大切につきあっていこうとおもいます。

T.I/089

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T.I/089さん、明けましておめでとうございます。

ご近所という事もあり定期的に聴かせていただいておりますが、現在の音はどなたもが納得できる音楽の鳴る装置になっているのではないでしょうか。私ばかりではなく、何人もの御友人お方が一様に仰っておあれます。お好きなクラシックばかりではなく、奥さまのお好きなJPOPS等も素晴らしくよく聞こえています。

これからも、お便りをお待ちしております。ありがとうございました。
by SD05club | 2008-01-02 17:54 | Sound Cafe

923ビッグバンド録音会

12月の18日の火曜日杉並公会堂小ホールで、木幡光邦さん率いるビッグバンド・923BBの録音収録と演奏会が行われました。ドラムス2セットの豪華なビッグバンドは総勢18名の名手たちで構成されています。923BBは、数あるビッグバンドジャズのバンドの中でもよく知られ、ドラムス二台と圧倒的な切れ味のブラス群から繰り出される音の迫力に実演を聴かれた方はみな圧倒されます。現在ではビッグバンドの様な大音量のライブでもPAを使うのが常識になっています。実際、ライブ会場の最前列でサックスの目の前に座っていても、音は左右のPAから聞こえてきます。日頃クラシック音楽の演奏会を聴いている者にとって、それがとても違和感を感じていました。トランペットの中にマイクを突っ込むように各楽器に一本づつ配置され、背後に置かれた調整卓でバランスを取っています。曲ごとにバランスも変えているようです。音楽家の演奏者同士が音のバランスを決めるのではなく、調整卓の技術者により演奏のバランスが決められているようです。

基本形のピアノトリオの場合、一番大きな音を出している楽器はドラムスです。特に生のウッドベースを使っている場合は、よほどドラムスの音を小さく演奏(スネアで適当)しなければバランスが崩れます。その為ライブハウスではほとんどピアノとベースにはマイクをつけて増幅しているようです。
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今年の夏、ファンクラブのレコードコンサートを開いている杉並公会堂の小ホールを使って木幡さんのコルネットと安ヵ川さんのウッドベースそして竹中さんのギターのトリオの録音をしました。小ホールの残響が近接録音されたワンポイントマイクのジャズ録音でも有効なのを確認しました。両方の録音を依頼したMA・RECORDINGSのタッドさんと12月のビッグバンドコンサートに向けて録音方法の準備を重ねてきました。ワンポイントマイクによる録音ですから音量の違う楽器の音のバランスをマイクからの楽器の距離を調整してフェーダーの代わりをし無ければなりません。しかしアタック音が大事なドラムスの音は、音量が大きくても離すと音に迫力が無くなります。そのバランスを取りながら、音場再現性のあるワンポイントにこだわり収録する方法を考えてきたのです。

ご承知のように、MA・RECORDINGSの録音では比較的小編成での近接録音が多く、今回のような大編成オーケストラの録音はタッド氏にとっても挑戦でもありました。今回の録音は初めての試みでしたが、出来上がったCDをお聴きになられればその分離と楽器の実在感・バランスに驚かれるでしょう。立体感のある音像でハーモニーが分厚く構成されているからです。
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使用した録音資材はタッド氏特製のB&Kの無指向性のユニットを使ったマイクアンプ内蔵タイプで、今までの名録音を支えてきた資材です。特製のクリスタルケーブルから短距離でKorgのMR-1000 1-Bit Professional Mobile Recorderで、1ビット5.6448MHzでマスター録音されて、曲目やソロ楽器の組み合わせに合わせて、マイクアレンジを調整して行きました。会場にはKORG社の技術者も訪れソフトのバージョンも調整されていたようです。

タッドさんのマイクとは別に、会場のB&K4006を使用して、Tascamのメモリーレコーダーに長時間収録を考え44.1KHz・16ビットのCDフォーマットで記録されています。こちらの方は、会場のアンビアンスを含め収録されています。ファンクラブの会員各位に配布するメーキングCDではその様子がお聴きになれると思います。
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朝10時から始まったピアノ調律を待って、昼過ぎから食事も取らずに、マイクのセッティング、演奏者の位置を決めていきました。1時前には全員が揃い、音出しをして貰いバランスをチェックしていきます。タッドさんはバンドのリハーサルを録音してバランスをチェックして微妙なマイクアレンジを加えていきます。二十年以上のキャリアがマイクの位置を的確に割り出していくのです。興味深い光景でした。
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やがてバランスも整い楽器も暖まってきたところで、最初のテークを収録しました。控え室に用意したSD05/75Wに新しく制作した架台にPSDのT3を乗せモニターSPで鳴らしました。演奏者全員が集まり小さな部屋には入り切りません。スタジオ録音に慣れた演奏者の皆さんは、たった二本のマイクだけで録られた録音に食い入るように聞き入っていました。皆さんおお顔に驚きが現れ安堵の表情に変わっていきました。「こんないい音聴いたことがない!」というのが多くの方の感想でした。
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関係者全員その表情と収録された音を聴いて一様に驚きそして安心したのです。年末になり演奏者との打ち合わせも終え、曲目や順番も決めてCDの制作に掛かりはじめました。収録された音を聞き込んでいったタッドさんが、製品としてのマスターリングをアメリカで行うよう依頼をしてくれました。恐らくこれからのショーで評判を呼ぶ作品に仕上がることでしょう。試聴盤は、一月のラスベガスで開かれるCESのショーで披露されるようです。製品として出来上がってくる音が本当に楽しみですね。
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by Sd05club | 2007-12-30 00:37 | Sound Cafe

ライブ録音の現場!!

ファンクラブの特別企画としてJAZZのフルバンド(なんと豪勢な!)のレコーデイングに参加?できる機会があるという。
録音の現場に居合わせるなんてなかなか経験出来ないことだし、なにより現場という言葉にわたしは弱い。例えばアラスカでの鮭漁の現場に立ち会うだのエスキモーがカリブを狩る現場に立ち合えるとしたら、どんな困難を排除しても駆けつけるだろう。それほどエキサイチンテイングでは無いにしろ、音楽を録音してそれをCDにするというい作業は、何かアフリカの呪術師が村人を集めて魂を何かに封じ込めたりする儀式と似ている気がする。(そんなものがあればの話し?)
音楽という空気の振動を封じ込めるとときに、魂とまでは言わないが何らかの情熱とかエネルギーとか何らかの目に見えない謎の物体が混入するはず、と勝手に決め込んで大いなる期待に胸を膨らませ、会場の杉並公会堂に向かった。

少し遅れたためにすでに録音中で演奏が終わるまで中扉の前で待っていた。扉一枚へだてて聞こえるフルバンドのエネルギーと音の浸透力はすごいもので、これはオーデイオでは再生できないなと、入る前に早くもまいったと降参してしまったのだが、実は後でこれが間違っていたことに気がつくのだった。
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扉を開けて中に入って実際の演奏を聞くとこれは耳をつんざくような大音量、諸般の事情から小音量派のわたしはおもわずボリュームを探してしまったが、もちろんそんな物は無い。しかもこの演奏はまったくPAを通さない生そのものなのだ。ツインドラムの強烈なリズムを打ち破るかのごとくのホーンによる音の奔流は日常にはあり得ない圧倒的なエネルギーで私に迫ってくる。幸いなことにバンドの腕が確かなのでそれはただの大きな音ではなく、音楽として実に気持ちの良い音の流れとなって迫ってくるのだった。

白いTシャツ姿の白人のおじさんが楽器の間をうろうろしているのだが、この方が録音技師、アフリカで言えば呪術師なのだ。何をしているのかわからないが線を触ったり、マイクをいじったり、おまじないとしか思えないようなことをしているのだがきっとこれが大事なのだろう。おまじないといえバンマス、いえ指揮もしていたので指揮者?の方とバンドマンいや、演奏者の方たちとの会話がまた我々シロートには一切理解できな出来ない呪文的な会話なのだ。時にそれはじゃー1,1,3,3ねと数字だけだったり、AとCね、などとローマ字だけだったりする、その間にときどき日本語らしきものが入るが大事なところはすべて呪文?である。これはやはり普通のコンサートと違う録音現場の凄さ。さすがであるとヘンなところに感心していたのでした。

それにしてもこの音のエネルギー感は凄い、風邪をひいたらぜひフルバンドを聞きに行って風邪を吹き飛ばしてもらうべきだろう。エネルギーに吹き飛ばされたような状態でふらふらしている間に前半の録音が終了し、後半のライブまでの間の時間に会場にスピーカーが並べられ今録音したばかりの湯気が出ているような録音の再生が始まった。出てくる音もそのまま湯気が出ていたのには驚いた。

その証拠におしゃべりをしていた私にはそれが再生された音なのか、それとも誰かが演奏している音なのかまったく区別がつかなかったからだ。おしゃべりしていた相手もそれに気がついて、二人でこれはヤバいよねとヤバイを連発していただのが、このヤバイは再生しているのに本物に聞こえるのはほんとにヤバイねということなのだ。
これを読んで生と再生が同じように聞こえるなんてお前の耳のほうがヤバイんじゃないと思う人がいるかも知れないがもっともである。私だってそういう耳につばをつけなければならないような文章を読んで狂喜し、実際に聞いてみて何度落胆したものか!
でそう思うかたはぜひこの装置のコンビでこの録音を聞いてみてほしいと、実体験をお勧めするしか良い方法は浮かびません。

このように生のように聞こえるのはもちろん録音の凄さがある。しかもこの録音たったのマイク2本だけで取っているのだ。専門家でない私にはよくわからないが販売するCDの録音がわずかマイク2本だけというのはシーロト目にも寂しいではないか!にも関わらずスピーカーから出てくる音は奥行きしっかりあり、楽器の場所も指差し呼称が出来るほどである。

真冬に白いTシャツ一枚で、のそのそとガニマタで歩くうらぶれた白人の中年が(失礼)本物の呪術師だったとしても私は驚かないだろう!!後半はコンサート形式となり午後3時過ぎから9時過ぎまでたっぷりと切れ味鋭い質の高いビッグバンドの演奏を楽しんだのでした。思えば豪勢で贅沢な時間でした。このように人を楽しませる企画を実現するために働いたすべての方に、(もちろん演奏者も含めて)心から感謝します。

SEIBO
by SD05club | 2007-12-22 08:21 | Sound Cafe

新開発T3用ベースにビックリ!

石田さんの那須の試聴室に導入されたT3用の特製ベースです。コロラドのショーでの感想と反省を受けて、制作されました。
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T3がピッタリと収まっている様子が見えますね。
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中は、T3のシェープに合わせてくり抜いております。T3の積層構造と同じに作られた台座上のベースは重さなんと20キロ!床の鳴りを抑えて余りあります。
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石田さんのログハウスには、スピーカーと同じような色の方がマッチするかも知れませんが、迫力満点です。12月18日の杉並公会堂での録音のモニタースピーカーに使われ、22日のお茶の水でひらかれる、PSD社とオーディオユニオンさんの試聴会で一般公開されます。
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Acoustic Taoさんのお宅でも導入されて、T3ではなくT3.5だという評価もいただいているぐらい変わったそうです。
by SD05club | 2007-12-04 16:01 | Sound Cafe

PSD試聴室を訪ねて

良く晴れた先週末の土曜の文化の日に大宮のPSD社の試聴室を訪ねました。先月のデンバー以来3週間振りに大山さんご兄弟に会えました。PSD社は、本業?がセキュリティーシステムの会社でもあり、この頃のご時世もあり様々なところへカメラや安全システムを納入しています。遠隔操作で日本中の情報が居ながらで見れるのには驚きました。会社の事務所や倉庫やマンションの入り口や通路、はたまた過疎地の道路状況までインターネットや通信回線を通じて、情況を把握することが出来ます。

システムを開発して、世界中のメーカーに特殊な仕様で通信機器やカメラを発注しておられます。今はやりの指紋認証のシステムも見せていただきました。安全と水はただではないと言うことが、実感できる風景でした。省エネ関連の展開もされており、赤外線の利用や節電効果のある省エネシステムも同時に展開されています。

試聴室で音を聴かせていただく前に、本業?の防犯装置のすばらしさに目を見張らせられました。思っていたよりはるかに鮮明なビデオでビックリしました。この性能はビックリです。防犯用には、この品質で撮られているのを周知させた方が効果的でしょうが、同時に管理を含めた情報の取り扱いに丁寧さが求められますね。
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さて、肝心な音です。デンバーでも一段と進化した音にはビックリさせられましたが、その経験を生かしてまた一段と進化したようです。今回は、T2は表に出してT3だけを聴かせていただきましたが、二年前の横浜でのT2の深々とした低音がT3からも聞こえてきたのには改めてビックリいたしました。とても、常識では考えられない音です。静かな音は、石田さんの音ですが、今回の低音用ネットワークの巨大コイルが効いていることは確かに感じられました。

夏が過ぎて、ログハウスの乾燥もすすんで来たのでしょうか。ログハウスと倉庫で二重構造になって外部からの音がほとんど聞こえて来ない理想的な環境で、静かな音を聴いているといかにS/N比が大事かを知らされます。立体的に重なった音は奥行き方向だけではなく自然に上にも拡がっていきます。従来はやはりT3のエンクロージャーの大きさやユニットの差からくる低音の延びに窮屈さが感じられていたのですが、今回の改造で制作された大山さんご自身が驚くほどの進化を遂げています。T3の誕生から進化を見させていただいていますが、今回の進化と深化には驚きました。是非この音は、実際にお聴きになられてください。アメリカのオーディオファンがうなった音が解ります。

二号機のTaoさんのT3も近く里帰りをしてバージョンアップが図られるそうです。その後のTaoさんの報告が楽しみですね。今回試聴させていただいたT3は6号機になるのでしょうか。美しいバーズアイに仕上げられていました。これから様々なところでもデモされるそうですから、仕上げと同時に美しい仕上がりも楽しんでください。年々環境保護で良い素材の機が手に入らなくなってきました。バーズアイの仕上げも勿論ですが、北欧やカナダの針葉樹を何枚も積層して作られている、木工技術のサンプルみたいな素晴らしいエンクロージャーの素材も段々手に入らなくなってきているようです。環境への配慮は実質的なところに大きな影響として顕れてくるようです。エンクロージャーはどんなに設計や制作が良くても、最後は素材の音に頼らなくてはなりません。その意味で、大山さん手作りの愛情籠もったSPを何人の人が手に出来るのでしょうか。

素晴らしい音を聴きながら、今更のように石田さんとの出会い、大山さんとの出会いのすばらしさを思っていました。倉庫の外に出るとすっかり日が暮れて秋の日は短くなり、11月に入って急に寒くなっても来たようです。でもこれからの冬の季節こそが、いよいよオーディオのシーズンですね。ファンクラブの会員の方も、石田さんの実質監修されたT3の音を、御友人と一緒にこの大宮と那須のログハウスに聴きに行かれてください。私も二年間でここまで音が深化するとは思ってもいませんでした。この驚きを一人でも多く体験されればと心から願っています。

K/013
by SD05club | 2007-11-05 22:49 | Sound Cafe

Rocky Mountain Audio Festival - 8

049/PSD大山です。
デンバーでのショーに同行して頂いた石田さんはじめ、関係者の皆様、大変お疲れ様でした。
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今回のショーで強く感じたのは「サイズの違い」です。アメリカは全てがデカイ!のです。基本となる「人間」がデカイせいか、建物や車をはじめ、人間が係わる全ての物が大型化しているようです。何気なく頼んだハンバーガーもやはりアメリカンサイズでした。しかも名前が「FAT BURGER」です。「人間そんなに大きくは口が開かないよー」という位のボリュームです。付け合せのオニオンリングが最高でした。写真には写ってませんがコーラのサイズが笑えます。優に1Lは有る感じです。デカイデカイ言いながらしっかりと完食してしまいました。おかげさまで、ウエスト周りを中心にパワーアップして帰国できました。
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今回のブースとなるルームナンバー574にてT3をセッティングした際に感じたのはT3の小ささです。初日は床に直置きでセッティングしていたので余計にそう見えたのかもしれません。アメリカで戦うにはT3では小さ過ぎたようです。しかし、その小ささがアメリカの方々に大きな驚きを与えたようです。「こんな小さなアンプとスピーカーからこんな音が聴けるなんて・・・」一体何人の方が同じせりふを残したでしょうか。

とどめはタッドさんの選曲です。デモ用に録音した訳では無いでしょうが、デモ効果抜群の1枚。中国で録音した民族音楽らしいですが、そのCDに録音されている大太鼓が凄まじいスケールと迫力で録音されています。大太鼓がドーンと鳴り、しばし沈黙。この沈黙が異常に長く感じます。文字通りこのCDにはMAレコーディングの「間」が録音されています。その「間」の中で技術者は色んな事を考えさせられます。「今の1発でスピーカー飛んじゃった?」とか「アンプの保護回路働いた?」等々。そんな考えが頭の中を巡っている内に次の太鼓や楽器が演奏されていきます。

普通の方ならそんな事は考えないでしょうから、今起きた現象に戸惑っているはずです。 いきなり立ち上がるあの大太鼓のエネルギーに圧倒されてしまうのです。その状態になったらもう止められません。タッドさんのCDの世界にグンと引き込まれていきます。その後しばらくして冷静になり、今聴いた音が涼しい顔してスピーカーをドライブするSD05とT3のシンプルなシステムから発せられた音だという事実に再度驚かれるようです。友達を連れて何度も訪れる人が数多く現れたのは、その驚きの大きさを表していたのではないでしょうか。

ショーの期間中に他社さんのブースを回らせて頂きました。天井まで届きそうな背の高いスピーカーや、巨大なラックにセッティングされるADプレーヤー。大蛇のような極太のスピーカーケーブル等々。もちろん全てのブースが巨大な訳ではありません。小型のスピーカー有り、小型のアンプ有り、そこはさすがに多人種多民族の国、アメリカです。しかしながらその中でも王道を行くのはやはり大型スピーカーだと思いました。 日本では程良い大きさのT3ですが、アメリカで程良いサイズとなると、やはりT2の大きさが必要なようですね。

ショー全体を見回して、最低限必要な大きさの基準がアメリカと日本では大きく違う事に気がつきました。T2の大きさでさえアメリカでは標準的なサイズなようです。日本ではなかなか出番の無いT2ですが、今回のショーでT2のサイズが決して大型ではない事が確認できました。これを機に再度T2の進化を進めて行こうと思いました。
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さて、肝心のT3ですが専用のスタンドが欲しいという声が寄せられています。デンバーでのデモの際は、T3の下に特殊なブロックを敷いて5インチ程持ち上げました。 これが予想以上の効果を発揮してくれました。床がアメリカのフカフカ絨毯仕様だったので更に効果が大きかったようです。素材や形状も含め現在開発中ですので、次回のイベントの際には皆様にお見せできる予定です。

また、幹事さんもショーレポートで書かれていますが、デンバーではT3から更に深い低音が聞こえてきました。標高1600mの乾いた空気のせいか、または120V電源のせいか解りません。あえて個人的な感想を言わせてもらうと、電源電圧120V、出力100W仕様のSD05が結構いい仕事したんじゃないか?と思っています。今回のショーの為に特別に作られた仕様ですので一般の方には縁の無いSD05ですが、新しい可能性を感じさせる音だと思います。120V仕様のSD05と聞いて興味津々の方も多いのではないでしょうか?特に100Wから50W,75Wに出力変更された方、一聴の価値が有ると思います。

049/大山
by Sd05club | 2007-10-30 00:08 | Sound Cafe

Rocky Mountain Audio Festival - 7

今回のオーディオフェティバルで、真に革新的な提案をしていたのは、サウンドデザイングーループで展示していた我々のブースと、4チャンネルの壮大な実験を行っていたKIMBERケーブルのブースだけでした。そこで使われていたSPは、KIMBERさんの壮大な夢の実現のために、依頼されて日本から持ち込んだ4本のSONYの新型SP・SS-AR1だったのです。その意味で、技術力と資本力を持つ日本のメーカーの家電ショーやAV関連だけではなく、本格的なオーディオ業界への復帰が叫ばれています。
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SD05は、SONY、三菱、東芝の最新の技術の集大成だからです。単にオーディオアンプの設計だけではなく、高周波技術、半導体設計技術、ソフトウェア技術の結晶です。その点で、SaundDesign社はガレージメーカーではありますが、日本のオーディオ技術力の象徴でも有るからです。大変な技術力の集合と莫大な開発費をつぎ込んだ「奇跡のアンプ」なのです。
それでなければ、発売一年半で150台ものSD05が売れるわけはないからです。この数字にも技術力の裏付けが証明されています。そして少しづつ世界にも浸透していくことでしょう。

会場で何人もの人に訊かれました、どうしてSONYから出品されないのかと。S-masterの技術もまだ正式にはアメリカ上陸を果たしていません。是非、その高い技術力をピュアオーディオの世界にも示していただきたいと思います。会場でSD05の技術について真空管アンプの設計者さん達とも、意見交換をいたしました。石田さんの正確で丁寧な技術説明に、それがいかに革新的か、またどのくらいの技術力を背景に作られたのかが解って貰えたようです。
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現在でも真にデジタルアンプといえるのは、SonyのDR-1(a),SD05とTACT(Lindorff)の二種類だけです。各々がその他のD級アナログアンプ特別するために、フルデジタルアンプまたはTrue Degital Amp.と呼んでいます。動作原理から行くと両方とも、アンプ(増幅器)ではなく、パワーダック(POWER DAC)と呼ばれる、スピーカーを直接駆動できるDAコンバーターなのです。信号は、音の劣化するボリュームや二度にも渡るDA/AD/DA/AD変換を経ることなく直接デジタル(数字)として、スピーカーを駆動する直前まで伝達されます。理論上も実際にももっとも正しく波形が伝わる仕組みになっています。

ブースを訪れた関係者が異口同音に言われていたのは、今まで聴いたことの音と、本格的なDAコンバーター、コンパクトなシャーシーに納められた必要最低限のプリアンプと、大型アンプさえ凌駕する駆動力を持ったパワーアンプの三台が一緒になってこのサイズと価格という驚きでした。パワーアンプをどこに隠しているのだと何人に言われたことでしょう!ショーの評論には、日本と同じように正式には紹介されないでしょうが、レポートには掲載されているようです。
by SD05club | 2007-10-28 19:19 | Sound Cafe

Rocky Mountain Audio Festival - 6

会場で石田さんに、どうしてSD05の音はこんなに遠くまで音の浸透性がいいのだろうと質問をしてみました。石田さんは、やはりNFBのない事で、部屋に溢れた自らの出した音をうち消さず、小さな波でも津波のようにエネルギーを持ったまま持続して音を出し続けるからと仰っていました。すなわち、ほとんどのNF(負帰還)アンプは、スピーカーからの起電力により、先頭段に部屋の反射波を返し、それをうち消すようにアンプが増幅する、音を出す波とうち消す波が少しの時間遅れで出ている、その為エネルギーをうち消されてしまい、生の楽器のように部屋の外まで溢れる音がしないのだと。開催期間中、生の演奏をしているのと同じ音がすると何人もの方々がブースをのぞきに来られた訳が納得できます。その意味で、まるでスピーカーを楽器に換える魔法の力を持っているようです。
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その次のブースに来られた方の質問は、何故こんな安価なSPケーブルを使っているのに、これほどの音場が出るのか、それに反射板もインシュレーターも何も使っていないのにとでした。もっとも、石田さんは試聴の後、音が集中する部屋の隅に、枕を置かれましたが。部屋の音響を調整したのはそれだけです。アメリカでも、ケーブルメーカーの力は、業界の中では大きく、様々なケーブルメーカーが存在しています。しかし、それらに頼らなくても済むなら、純粋なオーディオファン・音楽ファンは大変歓迎してくれました。
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MA RECORDINGSの純粋2チャンネルステレオの録音方式と共感して目の前に展開する音が聴けるからです。CDプレーヤーの質も問われることになります。すぐれた録音と正確に変換するトランスポート、余分な信号を加えないデジタルケーブルさえあれば、SD05から入力信号に忠実な(歪みの少ない)音がSPから再生されていきます。
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そして、毎回感じるのは、SD05の持っているクロストークの発生しない仕組みにあります。理論上も、レイアウト上も極めて少ない構成で、クロストークは実質上無いと言っても過言ではありません。それがもたらす効果は大きく、他では見られないほどSPの間に隙間無く音が定位していきます。またSPの外にも音が拡がり、大空間が出現するのです。アメリカではそのサウンドステージの再現性を重視します。その点も、何も音響的処理をしていないホテルの部屋の空間で、あれだけのステージが出ることが驚きだったようです。

また、進化し続ける「T3」にの、新しいネットワークの音を低音の再現性に進歩が見られました。二年前横浜のAVフェスタの会場で、皆さんが驚かれた深い静かな超低音が再現されてきたからです。もっとも低い帯域での「T2」と「T3」の差が大きな部屋での再現性にはやはり差が出ますが、「T3」に適正な大きさの部屋ならだいぶ縮まりました。ホテルの部屋で、サンサーンスの低い低音が響いてきたときは嬉しかったです。
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今回はMARECORDINGSのToddさんには、アメリカの展示会での適正なアドバイスを沢山いただきました。少しでも我々の再生音が、彼のCDの販促に繋がったのが嬉しかったです。Toddさんのレコーディングは、純粋な基本に忠実な二本のマイクだけによるステレオ録音です。マルチチャンネル録音では決してでない大空間が再現できます。Toddさんの卓越した耳と音楽把握力が彼の独特の音楽空間を生み出しているのでしょう。素晴らしい出会いになりました。彼を紹介していただいたSugarさんに改めて御礼を申し上げます。
by SD05club | 2007-10-26 09:59 | Sound Cafe

10ヶ月目の出来事


ファンクラブ関係者様、サウンドデザイン石田様、いつもお世話になっております、T.I/089です。

この度はアメリカでのご活躍の事、おめでとうございます。日本製オーディオ製品ファンの一人として勝手ながら大変誇りに感じました。

私のSD05—089は、まもなく誕生から10ヶ月を迎えます。この間ファンクラブの関係者の皆様、SD05オーナーの方々の多大なるご尽力のおかげで、30年間のオーディオ歴の中で一番充実した時間と成果を挙げることが出来ました。この場をかりてお礼を申し上げます。

それは購入直後の幹事さんの来訪に始まり、ファンクラブ製デジタルケーブル、カーボンブロックの導入、XA55ESとの出会い、レコードコンサートへの参加、那須で行われたファンクラブの集いでのオーナーの皆様との出会い、PSD社の訪問、オーナー様宅でのOff会、高音質CD体験、そして100Wから75Wへの出力変更など、様々な機器や皆様との出会いにより、素晴らしい音楽生活を手に入れることが出来ました。

この結果、、音の変化を楽しむオーディオから、音楽を聴くためのオーディオになったようです。その一番の変化は、なんといってもCDを安心して購入できるようになったことです。それ以前は決まったCDばかりを聴いて、あれこれケーブルやアクセサリー交換をしていたのですが、どこに問題が発生しているのかがわからなくなり、音楽を楽しめなくなっていたからです。

そして、今回10ヶ月目を迎えた、しかも私の誕生日に、もうひとつ音楽再生を楽しめる機器を加えることが出来ました。それは、CDP−MS1改です。これによってXA55ESとの競演を果たすことが出来ました。

MS1の導入は、メンテナンスの点でやや不安が残る決断でしたが、一聴してそんなことはどこかに吹き飛びました。同じメカを使用するXA55ESとMS1ですが、見た目の大きな違いどおり、大きく異なるステージを演出してくれます。その様子は、最近、私のシステムで音楽をよく聴くようになった、かみさんの言葉から引用します。

Jazzの女性ボーカルは、ゆったりと包みこむような感じで聴けるXA55ESのほうがいいな。オペラやシンフォニーは、大きなホールの感じが伝わってくる感じのMS1のほうがいいと思うという感想です。

オーディオにはもちろん興味がないかみさんですが、音楽では少々ピアノを引いたり、和太鼓をたたいている点では、私より普段から音楽に接しているので、生の音は理解できているのではないかと思います。そんなかみさんも、このSD05を中心としたシステムになってからよくCDを聴くようになりました。それが何よりもうれしい現実です。ただ、機器の価格にはいつも首をかしげてはいますが(笑)

今回のトラポの追加により、、様々な音楽ジャンルの壁を越えて、音楽を楽しんでいくことが出来そうです。10ヶ月たっても、まだまだ加速する089です。そして、もっと多くの音楽ファンんに通用するようなシステムを目指して頑張ります。
by SD05club | 2007-10-22 17:57 | Sound Cafe