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6月29日のお茶の水でのコンサートにご来場いただきありがとうございました。あいにくの雨の中でしたが、沢山のご来場を頂き、関係者一同感謝しております。会員の方も多数お越しいただき、応援のメッセージを頂きました。
今回は、PSD社の「T3」と1200改造の発表もあり、いつものレコードコンサートではなく、よりオーディオ色の濃いものになりました。主催もサウンドデザイン社とピー・エス・ディー社としたのもその意味からです。三時半開演を目指して準備を始めましたが、音楽ホール向けとして作ってあるため反響が多く、オーディオの再生には残響や定在波の影響が有りました。 ![]() 第一回のお客様には、クラシックを中心に音を出していき、SPを鳴らし込んでいきました。今回は、「T3」の技術的な説明と、1200の改造とCDの器の大きさについてかなり詳しい説明が、石田さん、大山さんから聴くことが出来ました。予定していた一時間半を大幅に過ぎても説明が尽きず、二回目は比較的少ない人数でしたので、一回目の方でそのまま、二回目までお聴きになられた方もいらっしゃいました。 6時を回って隣のビルの工事現場の騒音が無くなったこともありますが、二回目の後半からだいぶ音が落ち付いてきたように思います。それにともない、石田さんの多岐に渡る話はとても面白く、普段訊けない制作現場の話や、SACD誕生秘話、CDの持っている器の大きさ、クロックアップの真実、デジタルケーブルでどうして音が変わるか、SPケーブルはバイワイアの場合ほとんど影響を受けないお話し、ACケーブルの意味、クリーン電源の意味、振動モード、筐体設計、新しい時代のCDプレーヤー等々、大変参考になる話が次々と出てきました。二回目の参加者の皆さんは大変参考になられたと思います。 ![]() 1200改造機と55改造機の比較は、興味深いことに一回目の参加者(クラシックがお好きで、比較的高年齢グループ)は1200改造機の音を好まれる方が多かったようです。二回目の方は、10歳ぐらい若返って40代の方々中心でしたが、半々でした。三回目の方々は30代ぐらいでしょうか?そして、オーディオ現役!?の方が多いようでしたが、このグループは55ES改の方を好まれたようです。全体では、半々と言うところでしょうか。大変興味深い結果が出ました。 それぞれの方々の、オーディオ感が現れたように思います。 ▲
by SD05CLUB
| 2007-06-30 12:06
| Sound Cafe
6月29日(金)御茶ノ水でのレコードコンサートまで一週間となりました。
杉並や千駄木の画廊で開催したレコードコンサートでは音楽的に良いと思われるものをお聴きいただきました。その後、何人かのお客様からオーディオ的に優れたものを聞かせて欲しいとの要望が寄せられました。 そこで今回は試聴会的な感覚で曲選びを行っています。S社にいた頃から試聴会は数多く行っていましたが初めての場所ではお客様の年齢層などその場の雰囲気で聴いて頂く曲を選んでいました。 限られた時間で多くのお客様が聴きたいと思われる曲を選ぶのは大変です。大編成、小編成のクラシック、声楽(オペラ)新旧のジャズ、ポップスなど出来るだけ満遍なく聴いて頂こうと思っています。そのため曲の途中でフェードアウトが多くななりますがご了承下さい。 ![]() T3の技術的なお話をPSD社の大山さんにして頂きます。私からはSCD-XA1200ES改造のお話を致します。また時間があればオーディオにおける周波数帯域のお話をしたいと思っております。お申し込みはこちら まで また翌日はオーディオユニオン御茶ノ水ハイエンド館で試聴会が開催されます。こちらの方も予約をして頂きたいとのことです。昨年の試聴会では立ち聴きどころか入れない方も出てしまいました。 皆様のおいでをお待ちしています。 ▲
by SD05CLUB
| 2007-06-24 14:22
| 石田さんから
049/PSD大山です。
只今、6月29日(金)に行われるレコードコンサートに向けて色々と準備をしています。 そんな最中、今月発売のオーディオベーシック誌Vol43号にT3の記事を載せて頂きました。 取材は当社ログハウスにて、AUDIO BASIC編集長の金城氏とオーディオ評論家の長濱氏、そしてカメラマンの山本氏の3名で行われました。 取材と言っても堅苦しい感じではなく、世間話からオーディオの話まで「今日はホントに取材ですか?」という感じの楽しいおしゃべりと試聴に終始し、あっと言う間の3時間が過ぎました。 詳しい内容は紙面を見て頂くとして、取材を通して感じた事を一つ・・。編集長を始め、皆さんホントにオーディオが好きなんだなぁと思いました。そしてその裏にはしっかりと「音楽」が有りました。これ意外と重要な事です。最近はオーディオの先に「音楽」がない方が多い気がします。幹事さんや石田さんが積極的にレコードコンサートを開催するのは「音楽」を大切にしているからだと思います。 とはいえ、今回のレコードコンサートは今までとはちょっと趣向を変えて、音楽的要素よりオーディオ的要素を意識した内容となる予定です。技術的なお話が多くなりそうですが、ぜひ多くの方に参加して頂きたいと思います。 事前申込み制ですので、お早めにファンクラブまでお申込み下さい。 ▲
by SD05CLUB
| 2007-06-23 14:18
| Sound Cafe
007/黒磯Yさんの何とも悩ましいご報告に驚きましたが、早速石田さんに那須からSCD-XA1200ESを持ってきていただき、ファンクラブにお送っていただきました。音の差を聴き比べをするためにXA55ESを愛用されているDIY/044さんの所へMS1を持ち込み比べてみました。比較用のSPはDIYさん愛用のDYNAUDIOのConfidence5です。永年使い込まれたSPは柔らかく奥行きの深い音がします。
早速繋いでみました。まずXA55ESが標準ですから、その音を耳に覚え込ませます。そして、SCD-XA1200ESに繋ぎ換えます。!? 、、音は違いますが、音楽を聴いている限り余り差が出ないのです。XA55ESと比べると筐体や電源の差から、幾分軽めの音はしますが、上に他のCDプレヤーを載せた状態にするとかなり安定します。 ![]() 今度は、MS1との比較です。空間再生に優れたMS1と比べると音場感は差は出ますが、音質的にはSCD-XA1200ESはMS1とXA55ESの丁度中間です。見た目にはかなり安いCDプレーヤーから簡単にこれほどの音がしてしまう現実に今更のように技術の進歩を感じました。SPの向きを調整して細かく追い込んでいくと、幾分音の差が大きくなり聞き込んでいくと各機の特徴が見えてきますが、ブラインドテストでも全て解るかというと、CDによっては解らなくなるかも知れませんね。 DIYさんはXA55ESの良さと造りの良さを再確認されてご満悦でしたが、、。 しかし、「おぬしなかなかやるなあー」と言うのが、黒磯Yさんの感想ですが、私も同じように思えました。石田さんの言われるデジタルはデジタルですからと言うのが実感されますね。 今度の6月29日のレコードコンサートでに実際にXA55ESとの比較を聴いていただき、皆様のご感想をお聞きしたいと思います。 ▲
by SD05club
| 2007-06-21 00:35
| Sound Cafe
那須で新緑の一番きれいな朝、石田さんのリスニングルームを訪れた黒磯/007のYです。
午前中2時間あまり、試聴室を占領して一人で堪能しました。スピーカーは進化を遂げつつある「T3」。CDPは勿論MS1で、それに加えて、新しいSCD-XA1200ESです。一足お先のフライングですが聴いてしまいました。 SCD-XA1200ES は「ウーン、お主なかなか」これは侮れません。石田さんのCDを片っ端からいとも容易く再生してしまいます。CDに入っているあらゆる情報をすべて出しきってしまうという印象です。そこで、MS1との違いを聴き比べて見ました。曲はサンサーンス第3番第2楽章です。XA1200ESは押し寄せる低音、これに引き換え、MS1は空気が体を包み込みます。ホリーコールのテネシーワルツの曲の初めのハーモニカ。音は1200が多い。片一方は、聞きたい音だけが出てくる。こんな感じでしょうか。 マリアカラスの旧い録音を聞くと、より旧さを感じさせないのは1200の方でした。私のCDPはベルトドライブのCD1ですが、1200の圧倒的な解像力に心揺れ動く試聴ではありました。石田さんの話の雰囲気では、このCDPの音が多く受け入れたら事は大きくなる予感!月末のレコードコンサートでのXA55ESとの比較試聴が楽しみですね。 遅れましたが、那須でのレコードコンサートの際、幹事さんから貴重なアドバイスをいただきました。ドームの我が家の写真を見て、一度目一杯スピーカーを広げてみたらというので、早速挑戦しました。SPの間隔を2mあまりから4mに広げました。すると、SD05購入、50Wへの変更に続く第三のSD革命が我が家で起こりました。ドームの高さが始めて姿をあらわしたのです。それと良かったのはSPが隅に追いやられてリビング部分が広がった事です。これは家庭円満のオーディオですね。有難うございました。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * Yさん、何と!もう聴かれたのですか?本日那須から戻られた石田さんからもご連絡がありました。予想外の展開だと!29日のレコードコンサートで皆さんにお聴きいただき、ご評価いただきたいとのことでした。XA-55ESとの比較試聴のため、明日1200ESがファンクラブにも送られてきます。何だか楽しみのような、落ち着かない感じです。 それと4メートルのSP間隔は大成功なんですね。どんなに離しても決して中抜けしないSD05の特徴がでましたね。ご家庭円満にもなって良かったです。 ▲
by SD05club
| 2007-06-18 22:42
| Sound Cafe
今月末のレコードコンサートの使用機器は、PSD社の新型SPの「T3」ですが、一緒に使用されるCDPに朗報があります。6月14日付けの石田さんのブログでも発表されたように、先日中止になったXA55ES とMS1の改造の代わりの機種が出来ました。石田さんのブログから引用させていただきます。
さて補修部品の心配が無い?発売されたばかりのSACD/CDプレイヤーのトランスポートへの改造が完了しました。モデルはソニーのSCD-XA1200ESです。大型のLSIで構成され超高密度に実装されたボードは10年前のXA55ESなどと違ってブロックの切り分けなどできません。そこでSACDのシステムはそのまま生かしてCD再生時のみシステムをマスタークロック再同期にしました。 ![]() 上の写真でもお分かりのように、送り出しクロック専用基板を新たに追加しています。XA55ESとは違い、デジタル出力用コイルと電源のトランスも追加されています。SE-1200はCD再生とSACD再生をスイッチで選べます。CDを選んだ場合は、専用基板からデジタルアウトされ内部のダックは電気的に作動を止めます。SACDを選んだ場合はマスタークロックをグレードアップした形で使えます。5.1chのアナログ出力もそのまま使用可能です。 このプレイヤーは6月29日の御茶ノ水でのレコードコンサートで、XA55ES改と一緒に聴いていただく予定です。また、レコードコンサートはどなたでも参加はご自由です。お申し込みをお待ちしています。 ▲
by SD05club
| 2007-06-15 09:36
| Fan Club のお知らせ
T.K/115 さんファンクラブへのお便りありがとうございます。
001/石田です。日々、音楽を楽しまれておられる様子が伝わってきます。 お便りのなかにご質問がありましたので、この場をかりてお答えと云うより私の考えを述べさせていただきます。 2ヶ月以上お使いになられていてエージングが進んでいると書かれておられますが、SD05のエージング時間はおよそ300時間ほどだと思っております。エージングは電気的なものがほとんどです。このほかに軽微ですが、組み立て時に掛かってしまった筐体のひずみなどは開放されるまでにずいぶんと時間がかかると思われます。 300時間以上たってもエージングが進んでいるように感じられるのは、むしろスピーカーがエージングされるのではないかと考えております。ご自宅での試聴をされた方の感想の中には『1日目は硬かった音もエージングが進んだのか3日目には柔らかくなり広大な音場が…..』 といった表現がかなりあります。試聴機は、みな千時間以上使われており、数日でエージングが進むことは考えられません。 スピーカーは特別なものを除き振動板はエッジとダンパーで支えられております。そしてこの二つは物質のたわみを利用して振動板の動きに追従しています。それまで長期間にわたってお使いになられていたスピーカーでも駆動するアンプがフルデジタルアンプに変わったことで、それまでに入力されたことの無いような信号で駆動されたため、新たな部分のエージングがされたのではないかと推測しています。 機械系のエージングについては車を初めとして使い始めてからあるとき突然静かになったりスムースになったりすることをたまに経験します。同じエージングでも電気と機械では大分様子が違うようです。 さてSD05を一般的なオーディオラックに設置しておられるとのことですが、SD05の厚めのアルミ筐体も聴いている音楽で振動いたします。上下に板のあるラックでは共振や定在波も発生します。天板に重りを置いて振動のモードが変わり響きが良くなることもあります。T.Kさんの場合の良いほうにいったのだと思います。(動物の皮に包まれているのが良かったのかも知れません)このような使い方による調整をSD05は素直に受け入れると思います。 SD05が登場した頃、お客様がSD05はウイスキーのCMの『何も引かない何も足さない』の音楽版だと表現したことがあります。大変に嬉しい言葉と思いました。 それから一年半が経過した現在、オーディオでレコード音楽を楽しむのに『何か引いたり何か足したり』も大切なような気がしています。 001/石田 ▲
by SD05CLUB
| 2007-06-11 11:55
| 石田さんから
Serial#115のT.Kです。
先に到着早々の感想をお送りしてから、あっと言う間に2ヶ月強が過ぎました。我が家のSD05君はすこぶる快調に日々熟成(エージング)が進んでいるようです。 その証拠に、アナログ録音の最後期、つまり夕焼けごろの豊穣といった時期に録音された、シュターツカペレ・ドレスデン、ロイヤル・コンセルトヘボウ、ライプチヒ・ゲバントハウス等々、私の大好きな名門オーケストラ達の演奏が、個性豊かに我が家のリビングで響き始めています。録音に使われている教会とかホールの響きのよさがよくわかります。そして我が家のどちらかというと気難し屋で寡黙なSPだと思っていたATC君が、実は必要に応じてなかなか饒舌に語るということを発見しました。モノもヒトも上手に使ってみて、その実力がわかるのだということを改めて認識した次第です。 それで聴く音楽のレパートリーが随分と広がってきています。いつかは聴くかもしれないと、気になった時々に買い求め、ある種不良在庫ともなっていたCDがメジロ押しで出番を待っており、仕事との折り合いで、それを捌くのが深更におよび、このところ寝不足気味となっています。 この間、我が家のSD05君は、ペアを組むWADIA君ともども電源は入れっぱなしにしていますが、発熱は殆んど気にならないレベルです。電力消費が小さいというのも地球に優しくていいですね。以前の今となっては大げさな機器群でも電源は入れっぱなしでしたが、傍に行くだけでムッと熱気を感じ、電解コンデンサーに代表される部品の劣化に加えて電気代を考えても精神衛生上もよろしくありませんでした。 さて、使いこなしというほどのノウハウはまだ出てきていませんが、一つだけ大きく変わったことを紹介したいと思います。SD05君はCDPともども至ってポピュラーなオーディオラックにフツーにセットしているのですが、心なしか響きがすこし腰高に感じられたので、気の向くまま簡単なことをためしてみました。それで天板の一部分に錘を置いたところ、気になっていた響きの重心がグッと下がりイメージどおりの響きが得られました。現在はそのままにして音楽を楽しむ日々を送っています。 参考ですが、錘に使ったのは、地図とか海図を作業机に延べるときに使うある種の文鎮で、金属(多分鉛?)の塊を動物の皮で包んだ直径8センチくらいのものです。また天板の一部分というのは向かって右のやや後方のところです。(石田さん、こんなことして大丈夫でしょうかね。筐体に歪が出ないか少し気になっています。)念のため個人的にはアクセサリーとかは出来るだけ使わない主義です。技術屋の一人として機器の設計・製作者の思いを最大限尊重したいと考えています。 システムに何かして音が変わったとしても、それが良くなったかどうかを判断することは大変難しいことだと思います。 ところで、ファンクラブではコンサートとか、○○の集いとか楽しそうな催しがなされているようですね。私も時間を作って出かけてみようかなどと考えています。その際には、ぜひお手柔らかにお願いします。 それでは失礼します。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * T.K/115さん、お便りありがとうございます。順調に推移されているようですね。いままで聴かなかったCDを楽しめるのは、SD05オーナーの喜びです。皆さん、お手持ちのCDを聴き直されています。楽しい驚きです。 オーディオ関係は、すっかりご無沙汰してもっぱら音楽に専念されている方が多いようです。また導入時のご感想は 沢山お方にお寄せいただいていますが、その後の経過をお知らせ下さいますか?奥様と音楽会に出かけられる方も増えていますよ。 ▲
by SD05club
| 2007-06-08 16:17
| Sound Cafe
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