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横浜のみなとみらいで開催されていますA&Vフェスタに行ってきました。今年は人出も多く盛況のようです。関係者のお話では、不況の時ほど参加者は多いそうです。その意味ではこれだけ人出は多いのはやはり大変な不況時なのかも知れません。
そんな中、石田さんはマイペースです。淡々とご自分の主張を述べられています。曰く『入っていない低音は出てこない。入っていれば出てくる」と禅問答みたいですが、掛けられるCDを聴くと全くその通りです。本来録音されていない低音を無理矢理出そうとして皆さん無理しているようです。 ![]() ![]() ![]() 毎回感じることですが、同じオーディオといっても千差万別の音やコンセプトで鳴らされています。善し悪しではなく面白いです。居合わせた評論家の先生達も異口同音で同じように話されていました。アマチュアの参加や奇抜なアイデアもたくさんあり、縁日のような賑わいです。大メーカーが不況で喘いでいるときには、このようなアマチュア参加型のオーディオ祭りが、オーディオ本来の姿なのかも知れません。 そんな中で、SD05やT4は本当のプロの作品です。一台も売れない展示品の中では異彩を放っています。会場にこられた方が、SD05とT4が醸し出す音を聴かれ驚かれ、そのトータルの値段を聞かれると何やらほっとされているのが印象的でした。特に長年真空管を製作している方々にはインパクトがあるようです。展示されている製品は仕様のグレードにもよりますが、テーブル、スタンド、ケーブル、木製ケース、SD05とNAC-HD1そしてスピーカーのT4が全部そろっても150万以下ですから。会場で聞かれた方のご感想を訊くのが楽しくなりました。 ▲
by SD05club
| 2009-02-22 10:15
| Sound Cafe
横浜のA&Vフェスタの開催を今週末に控えた今日、大山さんがニコニコしてHD1用のウッドケースを持ってきてくれました。例によってさりげなくでも凝りに凝った作りです。ご承知の通り、HD1の外観は実用本意といいますか、とても簡単な作りです。叩くとぼこぼこと音がします。SD05の凝った作りとは全く違うので、このケースを作り直したらどのような音になるのかとても楽しみでした。
![]() 最初は、ケースなしで二つの個体差を聴いてみました。ロットごとに部品も違うので個体差もあるようですが。差があると言えばありますが無視できる範囲です。そして、そのままの形で木製ケースに入れてみます。かなり音の感じが替わります。全体に柔らかく聴きやすくなります。しかし、どこかに箱鳴りのような不自然さもあります。本体ののカバーを外して再度ケースに入れてみますと、一気に付帯音がなくなり音が自然になりました。ピッチがゆっくりとして聞こえ始めます。 ![]() オーケストラや女性ボーカル、ジャズ、ピアノ、いろいろ聴いてみました。その差は大きくなるばかりです。一番違うのは、キツさが取れて音が柔らかく生き生きとしてきます。指向性から無指向性のマイクになった感じです。自然に聞こえてきます。 このケースはよく見ると細部までこだわりがあります。正面のラウンドコーナーの処理や、底板のビスの出っ張りの処理の方法、熱を発生するコンピューター用にそりを防ぐ板取やコーナー処理の方法。前の板用に溝を掘り半固定する手法、等々様々な工夫がされていて、大山さんの楽しそうな顔が浮かんでくるようです。 ![]() お問い合わせ、お申し込みは直接、大山さんまでお申し込みください。尚、塗装会社の年度末の忙しさが一段落する4月以降の納品となります。 実物は、今週末開催のA&Vフェスタの415号室に展示されています。 ▲
by SD05club
| 2009-02-16 23:05
| Fan Club のお知らせ
石田さん・幹事さん・ファンクラブのみなさま
大変ご無沙汰をしております。H.S/033です。 早いもので2009年も1月が過ぎてしまいました。100年に1度という未曾有の不況でしんどい状況ですが、がんばって仕事して、いい音楽を聞いて前向きに生きたいと思います。 さて、SD05のバージョンアップをしていただいてからというもの、SD05用の電源ケーブルを1本変えたぐらいで、オーディオ装置的には極めて安定しており、CDを買い漁っては音楽を聴く平穏な日々でした。このまま何もせずに過ごせれば幸せなのですが、平穏の日々が続くと勝手にオーディオ虫がうずいて何かをしたくなってしまいます。しかし軍資金がない(笑)困ったものです。 そこでお金をかけず、手持ちの機材でマルチチャンネルを構築してみました。リアの高いところに小型スピーカーを設置し、アナログプリとパワーに接続をしました。送り出しはDVDオーディオ/SACD対応のユニバーサルプレーヤーを使用し、フロント信号はSD05のアナログ入力に接続したセンターレスのなんちゃって4chマルチシステムです。今の接続方法ではフロント2chとリア2chを曲に合わせて毎回調整せねばなりません。が、慣れてしまえばこれはこれで楽しいです。 センターレス構成なんですが、クラシックはセンターレスでもなかなかイケます。プレーヤー設定にてセンター出力させるようにしていますが、中抜け感や音場のイビツ感はあまり感じません。センター分を左右にデジタルダウンミックスする弊害が想像以上に大きいのかもしれません。センターを左右に振り分けるよりも、十分クリアで力強い音場です。 ![]() もうひとつの新しい音は、AirMac Expressというアップル社の無線ルーターを使って、iMacに入っている音楽ファイルを無線で飛ばし、SD05に光TOSケーブルで接続した音です。iTunesのWAV形式・AIFF形式という無圧縮のPCMデータを直接入力できます。HD1やWadia170と基本的には同じPCトラポ方式です。 ![]() 音の特徴の前に、iMacでインターネットや作業をしながら、iTunesを呼び出してちょこちょことSD05を動かせるのは痛快この上ないです。プレイリストを作っておけば、作業を終えてMacから離れても、Macのリモコンで曲のスキップやバックが行えます。このスタイルは『あり』ですね。 この自由でカジュアルな状態から情報量豊かな濃密な音が出てくるので、痛快度はさらにアップします。(当然ながらWindowsでも同様なスタイルが取れます) このAirMac Expressは壁コンにそのままつけることもできますし、めがねタイプのACケーブルで電源をとることもできます。この電源の取り方で大きく音が変わります。いろいろ試しているのですが、壁コン直結はアダプタの出来が悪いのか、振動の影響か、きつい音になりがちです。家にあった適当なACケーブルに変えてみると、それなりに落ち着いた音になりました。ここ数日の変化を見ていると、オーディオ機器と同じように癖のない良質なケーブルを使うとさらに良くなりそうです。 音の特徴は、『圧倒的な情報量』につきると思います。HD1改の印象と似ているのですが、とにかく細かい音がハッキリ聞こえますし、ライブ盤の観客の叫び声や掛け声が55ES改と比較して、より明瞭鮮明に聞こえます。低域の力強さも目立ちます。低域の解像度も高いため、セッティングの違いや前述の電源の違いを明確に表します。とにかく聞こえすぎるほど聞こえるのがiMac+AirMac Expressの特徴と言えます。 まだ使い始めて数日なので音をまとめきれていません。今のところ高域が固めで全体的に神経質な感じが否めず、生演奏をゆったり聞くような雰囲気には至っていません。SPセッティングは当然ながら、ACケーブルを変えたり、iMacの電源環境を改善したりすればフワっとした雰囲気が出てくるかもしれないです。この情報量で柔らかく漂うような音を出せれば、これはかなり楽しみな音になりそうです。 ![]() もっと面白いのが音で、下記の4つはそれぞれ音が違います。 ・WAV44.1kHz ・WAV48kHz ・AIFF44.1kHz ・AIFF48kHz 拙宅ではWAVは音にきっちりメリハリがつきセンターに凝縮するイメージです。AIFFは音が華やかに柔らかく広がるイメージです。理屈的には44.1kHz非圧縮で音が変わるのはおかしいのですが、聞くと明らかに違います。この4つの優劣は語るのはまだ早計なのでコメントを差し控えますが、個人的な好みを言うとAIFF48kHzの音がいい感じに聞こえます。 PCオーディオもマルチも本当に奥が深そうです。この新しい音達とのお付き合いは始まったばかりなので、これからゆっくり楽しんでいきたいと思います。 以上、近況報告でした。 ▲
by SD05CLUB
| 2009-02-03 22:59
| Sound Cafe
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